iPad用Logic Proユーザガイド
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iPad用Logic ProのES2のコントローラ割り当てを設定する
コントローラ割り当て領域では、MIDIキーボードのノブ、スライダ、その他のコントロールをES2パラメータのコントロールソースとして割り当てることができます。Ctrl A - Ctrl Fに対応する6つのポップアップメニューがあります。これらのコントロールソースに任意の利用可能なMIDIコントローラを使用できます。

「Ctrl A Assign」から「Ctrl F Assign」までの各パラメータは、それぞれの設定と一緒に保存されます。パラメータがアップデートされるのは、プラグインのインスタンス作成時に読み込まれるデフォルトの設定が使用される場合か、プロジェクトと一緒にパラメータが保存されている場合だけです。このアプローチによって、個々の設定をいちいち編集して保存しなくても、すべてのMIDIコントローラアサインメントの設定をキーボードで使用できるようになります。
0番および32番コントローラはバンクセレクトメッセージ用に予約されています。1番コントローラはMod Matrixスロット1~10でモジュレーションソースに使用されます。33-63番のコントローラは1-31番コントローラのLSBとして使用されます。64-69番コントローラはペダルメッセージ用に、120-127番コントローラはチャンネルモードメッセージ用にそれぞれ予約されています。
MIDIの仕様では、0-31番のすべてのコントローラがMSB(Most Significant Byte)コントローラ定義と呼ばれます。これらの各コントローラ(0-31番)には、LSB(Least Significant Byte)コントローラ定義(32-63番)も含まれます。この2番目のLSBコントローラをMSBコントローラと共に使用することで、7ビットではなく14ビットの分解能で使用できるようになります。ES2はこのコントロールチェンジメッセージを認識できるようになっているので、ブレスやエクスプレッションも正しく扱うことができます。
例:
14ビットコントローラは、通常のCC(コントロールチェンジ)メッセージのペアであり、2番目のCCメッセージ(LSB)の番号は最初のCCメッセージ(MSB)よりも32だけ大きくなります。有効な14ビットのペアには、CC1/33、CC7/39、CC10/42などがあります。
14ビットコントローラの分解能は16,384ステップであるため、プラグインパラメータを非常に正確に制御できます。14ビットペアの最初のCCメッセージ(MSB)は、128ステップの粗い分解能を保持します。これらの各ステップは、2番目のCCメッセージ(LSB)を使って128のサブステップにさらに分割できます。結果として、128 × 128 = 16,384ステップになります。
14ビットコントローラを使用するために、新規または特殊なデータタイプを作成する必要はありません。LSBを使って、割り当てられたCCメッセージ(MSB)を補完することで、より高い分解能を達成できます。MIDIコントローラが14ビットメッセージの送信に対応していない場合、ES2で割り当てられたCCメッセージは常に単独で使用できます。この場合、分解能は7ビット(128ステップ)に制限されます。
33-63番のCCを「Ctrl A Assign」から「Ctrl F Assign」までの各ポップアップメニューに割り当てることができないのは、14ビット機能が理由です。これらの(LSB)CC番号により、パラメータ範囲の128分の1(別の言い方をすると16,384ステップ中の連続した128ステップ)が変更されます。
ES2にMIDIコントローラを割り当てる
Logic Proで、「Ctrl A Assign」から「Ctrl F Assign」までの各ポップアップメニューから、使用したいコントローラの名前または番号を選択します。
ES2のMIDIコントローラ割り当てを登録する
Logic Proで、「Ctrl A Assign」から「Ctrl F Assign」までの各ポップアップメニューから「-Learn MIDI-」項目を選択します。
MIDIキーボードまたはコントローラで、選択したコントローラを動かします。
注記: 適切なMIDIメッセージが20秒以内に受信されなかった場合、選択されたコントロールは前の値/割り当てに戻ります。