MainStageユーザガイド
- ようこそ
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- 「編集」モードの概要
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- チャンネルストリップの概要
- チャンネルストリップを追加する
- チャンネルストリップ設定を変更する
- チャンネルストリップのコンポーネントを設定する
- シグナルフローチャンネルストリップを表示する
- メトロノームチャンネルストリップを非表示にする
- チャンネルストリップのエイリアスを作成する
- パッチバスを追加する
- チャンネルストリップのパンまたはバランス位置を設定する
- チャンネルストリップのボリュームレベルを設定する
- チャンネルストリップをミュートする/ソロにする
- マルチ音源出力を使用する
- 外部MIDI音源を使用する
- チャンネルストリップを並べ替える
- チャンネルストリップを削除する
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- 「チャンネルストリップインスペクタ」の概要
- チャンネルストリップ設定を選択する
- チャンネルストリップの名前を変更する
- チャンネルストリップのカラーを変更する
- チャンネルストリップのアイコンを変更する
- チャンネルストリップでフィードバック保護を使用する
- ソフトウェア音源チャンネルストリップのキーボード入力を設定する
- 個別のソフトウェア音源をトランスポーズする
- MIDIメッセージをフィルタリングする
- チャンネルストリップのベロシティをスケーリングする
- Hermode Tuningを無視するようにチャンネルストリップを設定する
- コンサートレベルおよびセットレベルのキー範囲を上書きする
- チャンネルストリップインスペクタでチャンネルストリップにテキストノートを追加する
- オーディオをセンドエフェクト経由でルーティングする
- グラフを操作する
- コントローラのトランスフォームを作成する
- 複数のコンサートでパッチやセットを共有する
- コンサートのオーディオ出力を録音する
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- 著作権
MainStageのVintage EQコレクション
Vintage Console EQ、Vintage Graphic EQ、およびVintage Tube EQプラグインは、1950年代、1960年代、1970年代の3つのクラシックなユニットのオリジナルのEQ回路をモデルとしています。
各ユニットに固有の出力ステージもモデリングされるため、任意のユニットの出力ステージをオリジナルのEQモデルまたはその他のEQモデルと組み合わせることができます。
ほかにも、完全にスイープ可能な周波数コントロールなどの改善点があります。一部のオリジナルデバイスに見られる周波数が固定されたオプションよりも、信号の輪郭を細かく作ることができます。
各ビンテージEQユニットは、ほかの内蔵EQのように精密でクリーンな現代のイコライザと異なり、明確な個性のある音色を生み出します。
MainStageで初めてプラグインを使用する場合は、MainStageでプラグインを追加する/削除するを参照してください。
すべてのビンテージEQモデルに、各セクションで説明する固有のパラメータに加え、共通する一連のOutputパラメータがあります。
出力パラメータ
「Drive」ノブ: 選択したビンテージEQの出力ステージのゲイン/サチュレーションの量を設定します。この場合、EQのすべての帯域がニュートラルな位置にあっても、オリジナルのハードウェア出力ステージのディストーションと独特の音色が生成されます。
「Output Model」ポップアップメニュー: ビンテージEQモデルの出力ステージを選択します。有効になっているEQに一致する出力ステージモデルを使用することも、別のユニットの出力ステージを選択することもできます。出力ステージで、信号にハーモニックディストーションを加えることができます。
Silky(Tube EQ): Vintage Tube EQの出力ステージです。
Punchy(Graphic EQ): Vintage Graphic EQの出力ステージです。
Smooth(Console EQ): Vintage Console EQの出力ステージです。
「Phase」ポップアップメニュー: EQおよび選択した出力ステージの処理モードを設定します。「Natural」を選択すると、オリジナルEQのカット/ブーストの位相シフトが反映されます。「Linear」を選択すると、ソース信号の位相シフトを生じさせずにEQによる変更を適用できます。
各アナログEQでは信号の位相シフトが発生します。これによって、サウンドに聴覚で感じられる(多くの場合望ましい)効果が生まれることがあります。ただし、状況によっては位相シフトがトランジェントに影響します。傾斜の急なカットフィルタを使用したり、帯域幅の狭いフィルタで大幅にブーストしたりする場合は特にそうです。リニアフェーズフィルタを使用すると、位相を保持することで、素材の特定の周波数域のみでゲインを変更できます。レイテンシはナチュラルモードよりわずかに大きくなります。
「ボリューム」フィールド: 縦方向にドラッグして、プラグインの全体的な出力レベルを設定します。範囲は ±25 dBです。