MainStageユーザガイド
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- 「編集」モードの概要
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- チャンネルストリップの概要
- チャンネルストリップを追加する
- チャンネルストリップ設定を変更する
- チャンネルストリップのコンポーネントを設定する
- シグナルフローチャンネルストリップを表示する
- メトロノームチャンネルストリップを非表示にする
- チャンネルストリップのエイリアスを作成する
- パッチバスを追加する
- チャンネルストリップのパンまたはバランス位置を設定する
- チャンネルストリップのボリュームレベルを設定する
- チャンネルストリップをミュートする/ソロにする
- マルチ音源出力を使用する
- 外部MIDI音源を使用する
- チャンネルストリップを並べ替える
- チャンネルストリップを削除する
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- 「チャンネルストリップインスペクタ」の概要
- チャンネルストリップ設定を選択する
- チャンネルストリップの名前を変更する
- チャンネルストリップのカラーを変更する
- チャンネルストリップのアイコンを変更する
- チャンネルストリップでフィードバック保護を使用する
- ソフトウェア音源チャンネルストリップのキーボード入力を設定する
- 個別のソフトウェア音源をトランスポーズする
- MIDIメッセージをフィルタリングする
- チャンネルストリップのベロシティをスケーリングする
- Hermode Tuningを無視するようにチャンネルストリップを設定する
- コンサートレベルおよびセットレベルのキー範囲を上書きする
- チャンネルストリップインスペクタでチャンネルストリップにテキストノートを追加する
- オーディオをセンドエフェクト経由でルーティングする
- グラフを操作する
- コントローラのトランスフォームを作成する
- 複数のコンサートでパッチやセットを共有する
- コンサートのオーディオ出力を録音する
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MainStageのLinear Phase EQのアナライザを使う
アナライザは、高速フーリエ変換(FFT)という数学的な処理を利用して、入力信号のすべての周波数成分をリアルタイムで表示します。この周波数成分は、設定したEQカーブに重ねて表示されます。アナライザカーブにはEQカーブと同じスケールが使用されているため、重要な役割を持つ周波数を容易に見分けることができます。また、EQカーブを設定して周波数のレベルおよび範囲を調整することが簡単になります。
FFT分析から得られる帯域は対数に基づいてスケーリングされるので、オクターブが高いほど、低い場合よりも多くの帯域に分割されます。
アナライザを有効にすると、ディスプレイのスケールをデフォルトのダイナミックレンジの60 dBから変更できます。グラフィック表示の右にあるスケールを垂直方向にドラッグすると、最大値を+20 dBから- 80 dBの範囲で設定できます。アナライザのディスプレイは、常にdB単位のリニア表示です。Linear Phase EQのショートカットメニューと拡張パラメータでは、アナライザに関するいくつかの追加パラメータを設定できます。
手順は以下の通りです:
「Analyzer」ボタンをクリックしてから、プロジェクトを再生して周波数カーブの変化を観察します。これはブーストまたはカットする周波数を決める上で役立ちます。
プロジェクトを再生すると、EQディスプレイにトラックの周波数カーブがリアルタイムで表示され(アナライザが「Post EQ」に設定されている場合)、周波数と音の大小との関係が分かります。周波数カーブの変化を観察しながらEQディスプレイの周波数帯を調整できます。
注記: アナライザは使用しないときはオフにしておいてください。EQウインドウが表示されている間は、アナライザによる負荷が増します。また、アナライザの分解能を上げると大幅に負荷が増します。例えばベース周波数が非常に低い場合に正確な分析を行うには、分解能を上げる必要があります。