MainStageユーザガイド
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MainStageのES2のWheelsyncer設定
決して廃れることのない、そして電子音楽で再び取り上げられるようになった「同期音」を作成します。
「Wheelsyncer」は、オシレータを1つだけ使って作る音です。ほかのオシレータはすべてオフになっています。
実際に出力される音になるのはオシレータ2だけですが、信号生成にはオシレータ1も関与しています。
実際、オシレータ1のピッチやチューニングを変えると、最終的に生成される音のピッチが外れたり、トランスポーズされたりします。
オシレータ2のピッチにより、同期音の音色(倍音構成)が決まります。ピッチの変動は、7番モジュレーション経路(オシレータ2のピッチをモジュレーションホイールに割り当て済み)によって制御します。
モジュレーションホイールを動かしてスクロールすると、あらかじめプログラムされた通りに倍音成分がリアルタイムに変化していきます。まずはオシレータ2自身のピッチを変えてみましょう。この発振周波数は、全体のピッチより3半音低くなっています。オシレータ2のピッチをいろいろ変えてみても、サウンドのチューニングは変わりません。
次に、7番モジュレーション経路の強さ(あるいは音程)を変えてみます。最大値に設定してありますが、これでは大きすぎる場合は適宜小さくしてください。
今度はリードサウンドの音色を調整します。パッチはそのままで問題はないので、オシレータ1はオフです。これをオンにした場合、オシレータ1のすべての波形、つまりデジウェーブ、標準波形、またはサイン波(これはFMでさらにモジュレートが可能)などが使用できます。
モジュレーションホイールから、次のパラメータをリアルタイムに制御できます。6番モジュレーション経路よるフィルタの迂回、8番モジュレーション経路よるパンの移動、あるいは9番モジュレーション経路よるパンの動きの加速などがあります。さらに詳しく学びたい場合には、同様の設定がWheelrocker設定のレスリースピーカーのシミュレートで使用されていますので、その項を参照してください(ES2のWheelrocker設定)。