MainStageユーザガイド
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- パッチバスを追加する
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- チャンネルストリップ設定を選択する
- チャンネルストリップの名前を変更する
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- チャンネルストリップのアイコンを変更する
- チャンネルストリップでフィードバック保護を使用する
- ソフトウェア音源チャンネルストリップのキーボード入力を設定する
- 個別のソフトウェア音源をトランスポーズする
- MIDIメッセージをフィルタリングする
- チャンネルストリップのベロシティをスケーリングする
- Hermode Tuningを無視するようにチャンネルストリップを設定する
- コンサートレベルおよびセットレベルのキー範囲を上書きする
- チャンネルストリップインスペクタでチャンネルストリップにテキストノートを追加する
- オーディオをセンドエフェクト経由でルーティングする
- グラフを操作する
- コントローラのトランスフォームを作成する
- 複数のコンサートでパッチやセットを共有する
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MainStageのVintage Electric Pianoの「Phaser」
Vintage Electric Pianoのフェイザーエフェクトは、1960-1970年代のエレクトリックギタリストによって使用されたアナログフェイザーペダルをベースとしています。それらの装置の特徴である、繊細なアナログスタイルのディストーションなどが可能です。これらのフェイザーペダルは、エレクトリックピアニストの間でも人気がありました。特に、1970年代のエレクトリックジャズ、ジャズロック、ポップスでは頻繁に使われていました。
フェイザーエフェクトは、4つのフィルタにオリジナルの信号を通過させて、Vintage Electric Pianoの周波数スペクトラムの特定の特性を強調します。このフィルタ処理された信号はいくらか位相遅延され、オリジナルの信号とミックスされます。その結果、周波数スペクトラムにノッチ(切れ目)が入ります。位相遅延された信号内のノッチは、LFO(低周波数オシレータ)でモジュレートした周波数スペクトラムで上下に動かされます。その結果、2つの信号の振幅は、わずかな時間差で最大値と最小値に達するということです。
注記: MainStage は、はるかに洗練されたフェイザーエフェクト(およびその他のモジュレーションプラグイン)を備えています。これらは、Vintage Electric Pianoのフェイザーエフェクトと組み合わせて使うことも、代わりに使うこともできます。
「Phaser」エフェクトのパラメータ
オン/オフボタン: フェイザーエフェクトのオン/オフを切り替えます。
「Rate」ノブ/フィールド: フェイジングエフェクトの速度を設定します。レートの設定はHz単位または小節/拍単位です。同期ボタンがオンの場合は後者になります。
同期ボタン: フェイザーエフェクトをホストアプリケーションのテンポに同期させることができます。小節と拍の値(3連符を含む)は「Rate」ノブで設定します。
「Color」ノブ/フィールド: フェイザーエフェクトの入力に戻すフェイザーの出力信号の量を設定します。これにより、フェイジングエフェクトの音色が変化します。
「Stereo」ノブ/フィールド: 左右のチャンネル間の相対的な位相シフトを指定します。
値を0に設定すると、エフェクトは最も強くなりますがステレオ音にはなりません。
値を180に設定した場合、エフェクトは対称的に左チャンネルで上昇しているときに右チャンネルで下降します。逆も同様です。