
Mac用Logic ProのLive Loopsの概要
Live Loopsでは、音楽フレーズやループを含むセルが並んだグリッドを使って、曲のアイデアをリアルタイムでアレンジして演奏できます。セルは、ビートやプロジェクトのテンポと同期を保ちながら自由に再生/停止できます。グリッドの各行では、トラック領域の隣接するトラックと同じ信号ルーティングとチャンネルストリップが使用されます。グリッドの列はシーンと呼ばれ、同じ列のセルは、まとめてトリガして1つの音楽セクションとして再生できます。さまざまなパラメータを使って再生、録音、ループを細かく制御できるので、自由な発想でアレンジの幅を広げることができます。
Live Loopsグリッドの右側には、グリッドとトラック領域を区切る分割列があります。分割列のボタンは、各トラックの再生中のセルまたはキューに入っているセルの状態を示します。これらのボタンを使って、個々のセルまたはすべてのセルをまとめて一時停止、開始、停止できます。分割列を使って、個別のトラックまたは複数のトラックでのセルの再生とリージョンの再生を切り替えることもできます。Live Loopsグリッドとトラック領域を切り替えるを参照してください。
Live Loopsは、マルチエフェクトユニットのRemix FXプラグインと組み合わせて使用することを想定しています。このプラグインではDJ風のさまざまなエフェクトをリアルタイムで組み込めます。コントロールサーフェスやLogic Remoteを使ってLive Loopsを操作することもできます。これによってアレンジ作業を効率化したり、柔軟性や精度を高めたりできます。
オーディオセルとソフトウェア音源セルの両方に録音したり、Live LoopsグリッドにリージョンやApple Loopsを追加したり、トラック領域のリージョンとしてLive Loops演奏を録音したりできます。Logic Proには、プロジェクトを始めるときに便利な、音源と録音済みセルを含むLive Loopsグリッドが用意されています。
