
Mac用Logic ProのBPM Counter
BPM Counterを使うと、入力されるオーディオのテンポをbpm(1分当たりの拍数)で分析できます。検出回路により、入力信号にあるトランジェント(インパルスとも呼ばれます)がすべて探し出されます。トランジェントとは、信号のアタック部分にある、とても速く周期を持たないサウンドイベントです。この衝撃が明瞭であるほど、BPM Counterはテンポを検出しやすくなります。
パーカッシブなドラムやインストゥルメントのリズムパート(ベースラインなど)はテンポ分析に適しています。一方、パッドサウンドはテンポ分析にはあまり適していません。
プロジェクトにBPM Counterを追加するには、チャンネルストリップのオーディオエフェクトプラグインメニューで「Metering」>「BPM Counter」と選択します。Mac用Logic Proでプラグインを追加する/削除する/移動する/コピーするを参照してください。

BPM Counterのパラメータ
BPM Counter: 入力されるオーディオのテンポをbpm(1分当たりの拍数)で分析できます。数値ディスプレイをクリックするとリセットされます。
数値ディスプレイに分析プロセスの状態が表示されます。LEDが点滅状態のときは、回路がテンポを測定しています。LEDが点灯したら分析が終了したということで、テンポの測定値が表示されます。測定範囲は80-160bpmです。測定値は小数点第1位まで表示されます。
注記: BPM Counterは信号中のテンポの変動も検出し、正確な分析を試みます。再生時にLEDが点滅し始めたら、BPM Counterが最後に受信した(または設定した)テンポとずれたテンポ変動を検出したことを表しています。新しくかつ一定のテンポを検出すると、LEDの点灯が停止し、新しいテンポが表示されます。
「: 2」および「x 2」ボタン: 表示するテンポを分析結果のレートの半分または2倍に設定します。