Mac用Logic Proでリージョンの一部を選択する
マーキーツールまたはマーキールーラを使って、1つまたは複数のリージョンの一部を選択したり編集したりできます:
リージョンのうち、マーキーの内側にある部分のみが選択されます。このため、複数のリージョンの内側を選択したり、複数のリージョンを部分的に選択したりすることができます。選択した領域では、移動、カット、コピー、削除など、ほとんどの編集操作を行うことができます。編集が済むと、選択した領域は別の新しいリージョンになります。マーキーの選択範囲には、トラック領域の現在のスナップ値が使われます。
マーキー選択を作成してからプロジェクトを再生すると、選択範囲の左端から再生が始まり、右端で再生が終わります。プロジェクトの再生中にマーキー選択を作成すると、マーキー選択の終わりに到達しても再生が停止しません。
マーキー選択を作成してから録音を始めると、オートパンチモードが有効になり、マーキーの選択範囲がパンチロケータに置き換わります。マーキー選択内のすべてのトラックが録音可能状態になり、それ以外のトラックはすべて録音が無効になります。
Logic Proのトラック領域のメニューバーで、「表示」＞「マーキールーラ」と選択します。
ルーラの下部にマーキールーラが表示されます。
マーキールーラの選択領域でドラッグし、1つまたは複数のリージョンの一部を選択します（選択したトラックにも表示されます）。
Logic Proで、以下のいずれかの操作を行います:
マーキーツールを使う:
Shiftキーを押しながらトラック領域をクリックすると、任意の方向に選択範囲を変更できます。
Shiftキーを押しながら選択範囲内をクリックすると、選択範囲の中でポインタに近い方の端を移動できます。
OptionキーとShiftキーを押しながら選択範囲内をクリックすると、選択範囲の中でポインタから遠い方の端を移動できます。
マーキー選択範囲を使う:
マーキーの開始位置を移動するときは、Shiftキーを押しながら←キーまたは→キーを使用します。
選択中のリージョンのタイプに応じて、「前のリージョン/セル/イベントに切り替え、またはマーキーの開始位置（またはマーキーポイント）を前のトランジェントに移動」キーコマンドを使うこともできます。
選択範囲の終了位置を変更するときは、←キーまたは→キーを使用します。
選択中のリージョンのタイプに応じて、「前のリージョン/セル/イベントを選択、またはマーキーの終了位置（またはマーキーポイント）を前のトランジェントに移動」キーコマンドを使うこともできます。
Logic Proのキーコマンドには、「キーコマンド」ウインドウでアクセスできます。
Logic Proで、以下のいずれかの操作を行います:
MIDIまたはオーディオリージョンを編集するときに、現在の拡大/縮小レベルに応じてティックまたはサンプルに選択範囲がスナップします。項目をグリッドにスナップするを参照してください。
LCDが「カスタム」に設定されているときは、拍子の下にディビジョン値が表示されます。LCD表示モードは変更できます。
このアクションでは、現在の拡大/縮小レベルに応じて、ドラッグしているマーキー境界が現在のディビジョン値にスナップします。項目をグリッドにスナップするを参照してください。
こうするとリージョン全体ではなく、マーキー選択の範囲にロケータが設定されます。
オートメーションデータをマーキー選択して編集するときは、選択範囲の左右の境界にオートメーションポイントが2つずつ自動的に作成されます。マーキー選択がオートメーションポイントに変換されるので、素早くオートメーションデータの定義と作成ができます。
