Mac用Logic Proでトラックを所定の場所にバウンスする
選択した1つまたは複数のオーディオトラック、ソフトウェア音源トラック、またはDrummerトラックを、トラックのアクティブなプラグインとオートメーションと共に、新しいオーディオファイルにレンダリングできます。
1つまたは複数のトラックを所定の場所にバウンスする
Logic Proで、トラックを選択します。
「ファイル」>「バウンス」>「トラックを所定の場所に」と選択します(または「トラックを所定の場所にバウンス」キーコマンドを使います)。
「トラックを所定の場所にバウンス」ダイアログで、以下のパラメータを設定します:
「名前」フィールド: フィールドにバウンスファイルの名前を入力します。デフォルトは、最初に選択したリージョンのリージョン名です。末尾に_bipという拡張子が付けられています。
「指定先」ボタン: バウンスファイルの配置先トラックを指定します。以下の2つのオプションがあります:
新規トラック: 選択中のトラックの下に新しいオーディオトラックが作成され、そのトラックにバウンスファイルが配置されます。
トラックを置き換える: 既存のトラックを置き換えて、バウンスファイルを配置します。
「音源の複数の出力を取り込む」チェックボックス: 選択すると、バウンス処理の際、音源の出力信号が複数あるAuxチャンネルストリップが取り込まれます。このチェックボックスを選択しない場合、選択したリージョンのあるトラックのチャンネルストリップのみがバウンスされます。
「追加トラックとして」チェックボックス: 選択すると、入力ソースとして選択したマルチ出力ソフトウェア音源のマルチ出力があるAuxごとに、追加のバウンスファイルが作成されます。
「エフェクトプラグインをBypass」チェックボックス: 選択すると、バウンス処理中にソーストラックのすべてのプラグインが無効になります。
「ボリューム/パンのオートメーションを含む」チェックボックス: 選択すると、バウンス処理中にボリュームとパンのオートメーションが実行され、バウンスファイルに結果が反映されます。このチェックボックスを選択しない場合、ボリュームとパンのオートメーションはコピーされるだけで、実行はされません。
「ノーマライズ」ポップアップメニュー: 以下の3つのノーマライズ状態のいずれかを選択します:
オフ: ノーマライズをオフにします。
オーバーロード保護のみ: オーバーロード(レベルが0 dBを超えて、クリッピングが発生します)の場合にレベルを下げるノーマライズを許可します。信号レベルが低い場合はノーマライズされません。
オン: ノーマライズを実行して上下の両方向にレベルを調整します。
「デフォルトに戻す」ボタン: クリックすると、ダイアログのすべてのパラメータがデフォルトの値に設定されます。
「OK」をクリックすると、選択した1つまたは複数のトラックが所定の場所にバウンスされます。
所定の場所へのバウンス後、オリジナルトラックの内容(すべてのリージョンと、ボリューム、パン、センド以外のすべてのオートメーションデータ)は失われ、オリジナルの音源またはトラックのチャンネルストリップはリセットされます。バウンス前の状態に戻したい場合は、「取り消し」コマンドを使うことができます。