
Mac用Logic Proのソフトウェアとファームウェア
ほとんどのコントロールサーフェスは、機能がMac用Logic Proに依存しているため、Logic Proが実行されていないと動作しません。Logic Proにない追加機能も備えていません。このアプローチによるメリットの1つは、Logic Proに新しい機能が追加されたときや、ユーザが新しくアサインを作成したときに、コントロールサーフェスからそれらの機能にアクセスして制御できるようになることです。
ほとんどのコントロールサーフェスユニットには、ファームウェアと呼ばれる一種のソフトウェアが組み込まれています。ファームウェアは、コンピュータ、iPhone、iPadなどの機器上にある低レベルな起動用ソフトウェアと似ています。
ファームウェアのアップデートを通じて、モーターフェーダーのコントロール改善やディスプレイの変更などを目的とした新しい機能が提供されます。そのため、デバイスの製造元のWebサイトをときどきチェックして、使い勝手や性能を改善するアップデートがないかどうか確認することをおすすめします。
ファームウェアは通常、EEPROM(電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ)チップに書き込まれています。一部のデバイスでは、専用のアプリケーションを使ってファームウェアをアップデートします。それ以外のデバイスでは、アップデートはMIDIファイルとして提供され、MIDIダンプ処理を通じて適用されます。新しいファームウェアがリリースされたときは、適切なMIDIファイルをダウンロードし、Logic Proで再生すれば、コントロールサーフェスに転送できます。ファームウェアのアップデート手順は、ファームウェアアップデートアプリケーションまたはMIDIファイルに付属の書類に記載されています。アップデート作業を開始する前に、提供されているすべての書類をお読みください。
注記: コントロールサーフェスによっては、ファームウェアをアップデートするためにチップを物理的に交換しなければならない場合もあります。詳しくは、お使いのデバイスの製造元にお問い合わせください。