MainStageユーザガイド
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- オーディオをセンドエフェクト経由でルーティングする
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MainStageのVintage Clavの「Wah」
Vintage Clavには多くの古典的なワウエフェクトのほか、基本的なフィルタタイプもいくつか用意されています。ワウという名前は、これを適用したときの音の響きに由来します。これは、ジミヘンドリックスがエレクトリックギターで効果的に使ったことで、よく知られるエフェクト(通常はペダルエフェクト)になりました。バンドパスフィルタやローパスフィルタのカットオフ周波数を、ペダルで制御します。場合によってはハイパスフィルタについても制御することがあります。ワウワウペダルはD6でも広く使われています。「Wah」エフェクトへのコントローラの割り当てについて詳しくは、MainStageのVintage Clavの「Misc」パラメータを参照してください。
「Wah」エフェクトのパラメータ
オン/オフボタン: 「Wah」エフェクトのオン/オフを切り替えます。
モードポップアップメニュー: 「Wah」エフェクトのタイプを選択します。
Classic Wah: 軽いピーク特性を持つ一般的なワウペダルのサウンドを再現します。
Retro Wah: 一般的なビンテージワウペダルのサウンドを再現します。
Modern Wah: Q(Quality)値の設定が一定のディストーションワウペダルのサウンドを再現します。Qによって共振特性が決まります。低いQ値では、影響を受ける周波数範囲が広くなり、柔らかい響きになります。高いQ値では、影響を受ける周波数範囲が狭くなり、鋭い響きになります。
Opto Wah 1: Q(Quality)値の設定が一定のディストーションワウペダルのサウンドを再現します。
Opto Wah 2: Q(Quality)値の設定が一定のディストーションワウペダルのサウンドを再現します。
Resonant LP: このモードでは、ワウがレゾナンス効果付きのローパスフィルタとして動作します。ペダル位置を最小にすれば、低周波成分のみが通過します。
Resonant HP: このモードでは、ワウがレゾナンス効果付きのハイパスフィルタとして動作します。ペダル位置を最大にすれば、高周波成分のみが通過します。
Peak: このモードでは、ワウがレゾナンス効果付きのピーク(ベル)フィルタとして動作します。カットオフ周波数付近の周波数が強調されます。
「Range」ノブ/フィールド: フィルタのカットオフ周波数を設定します。このノブを左端に合わせると、カットオフモジュレーションが狭い周波数範囲に制限されます。より広い範囲で制御したい場合は、「Range」ノブを右に回します。
「Envelope」ノブ/フィールド: 受信するノートベロシティメッセージに対する(フィルタ)エンベロープの感度を設定します。内蔵のエンベロープフォロワーを使ってフィルタのカットオフモジュレーションを制御することで、オートワウエフェクトを得ることができます。つまり、演奏の強弱に応じて、ワウエフェクトの深さが直接変化します。