MainStageユーザガイド
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MainStageのSample Alchemy
Sample Alchemyを使うと、単一サンプルを素早く再合成して、固有の再生可能な音源に変換できます。Granular、Additive、Spectralなどの多彩な合成方式を備え、これらを組み合わせることで、ユニークなサウンドベッド、パッド、エフェクト、リズムなど、多様なサウンドを作り出せます。
独立したサウンド生成ソースを4つまで、ハンドルを使って制御できます。「A」、「B」、「C」、「D」というラベルの付いたハンドルは、それぞれ別のレイヤーを制御し、波形の正確な位置に配置することができます。
5つの柔軟な再生モードにより、さまざまな方法でサンプルを再生したり操作したりできます。「Classic」モードではサンプルを最初から最後まで再生でき、「Loop」モードではハンドルを波形上に配置してオーディオをループさせたスニペットを最大2つまで形成できます。また、「Scrub」モードでは波形上でハンドルを動かしてテープを擦るようにトリガーでき、「Bow」モードでは弦楽器の演奏に使用される弓の動きを再現します。最後に、アルペジエータモードは、サンプルのさまざまな部分を循環するノートの繰り返しパターンを生成し、MIDIノートに基づいた複雑なシーケンスを作成できます。
Sample Alchemyはサンプルベースの音源であるため、ループブラウザ、Finder、またはトラック領域内のリージョンからサンプルやループを直接読み込むことで、サウンドを素早く作り始めることができます。Sample Alchemyは、モノフォニック音源、ボーカル、ファウンドサウンドに最適です。音源やボーカルサンプルをMac用Logic Proで直接録音する場合は、オーディオリージョンをそのままSample Alchemyのインスタンスに簡単にドラッグできます。
Sample Alchemyはさまざまな方法でプロジェクトに役立てることができます。独自の再生可能な音源を構築したり、ハンドルのオートメーションを記録して独自のサウンドエフェクトや合成エレメントを追加したりできます。Sample Alchemyで作成できるサウンドのタイプの例をいくつか示します:
豊かで複雑なシンセパッド
刺激的なキー
リズミカルで持続的に変化していくアルペジエータパターン
ユニークで演奏可能なエフェクト
ダイナミックで持続的に変化するサウンドスケープ
ビッグでファットなベース
ボーカルのようなフォルマント
さらに、あらかじめデザインされたサウンドライブラリや、フィルタ、合成エフェクト、モジュレータなどの多彩なサウンド操作ツールにより、Sample Alchemyはニーズに合わせた音作りを可能にします。
シンセサイザーを使うのが初めての方は、シンセサイザーの基礎の概要を参照してください。そこでは、さまざまな合成システムの基本と用語を学ぶことができます。
MainStageで初めてプラグインを使用する場合は、MainStageでプラグインを追加する/削除するを参照してください。