このコントロールを変更すると、このページが自動的に更新されます
MainStageユーザガイド
- ようこそ
-
- 「編集」モードの概要
-
- チャンネルストリップの概要
- チャンネルストリップを追加する
- チャンネルストリップ設定を変更する
- チャンネルストリップのコンポーネントを設定する
- シグナル・フロー・チャンネル・ストリップを表示する
- メトロノームチャンネルストリップを非表示にする
- チャンネルストリップのエイリアスを作成する
- パッチバスを追加する
- チャンネルストリップのパンまたはバランス位置を設定する
- チャンネルストリップのボリュームレベルを設定する
- チャンネルストリップをミュートする/ソロにする
- マルチ音源出力を使用する
- 外部MIDI音源を使用する
- チャンネルストリップを並べ替える
- チャンネルストリップを削除する
-
- 「チャンネル・ストリップ・インスペクタ」の概要
- チャンネルストリップ設定を選択する
- チャンネルストリップの名前を変更する
- チャンネルストリップのカラーを変更する
- チャンネルストリップのアイコンを変更する
- チャンネルストリップでフィードバック保護を使用する
- ソフトウェア音源チャンネルストリップのキーボード入力を設定する
- 個別のソフトウェア音源をトランスポーズする
- MIDIメッセージをフィルタリングする
- チャンネルストリップのベロシティをスケーリングする
- Hermode Tuningを無視するようにチャンネルストリップを設定する
- コンサートレベルおよびセットレベルのキー範囲を上書きする
- チャンネル・ストリップ・インスペクタでチャンネルストリップにテキストノートを追加する
- オーディオをセンドエフェクト経由でルーティングする
- グラフを操作する
- コントローラのトランスフォームを作成する
- 複数のコンサートでパッチやセットを共有する
- コンサートのオーディオ出力を録音する
-
-
残留効果
「残留効果」は、音響心理学的な現象です。人間は、基音成分がまったく失われてしまっても、音のピッチを感じ取ることができます。同じ理由で、基音成分である16’ を除いてすべてのレジスタを引き出したとしても、同じピッチに聞こえるはずです。響きは細くなり、低音成分や温かみが減少しますが、ピッチは変わりません。
この能力がなかったとしたら、小さなトランジスタラジオで音楽を聴くことはできないでしょう。小さなラジオの小口径スピーカーからは、その再生可能な周波数域より下にある、最低音部の基音成分は聞こえてこないからです。
ドローバーを設定する際にも、この残留効果を考慮に入れる必要があります。低音域では、8’ および5 1/3’ のサイン波のドローバーだけで、(それより下の周波数成分は不足しているものの)16’ の音が鳴っていると錯覚させることができます。
古いパイプオルガンもこの残留効果を利用していました。本来ならば、長さも重さもある高価な管が必要なところで、小さい管を2つ組み合わせることにより求める音を実現していたのです。現在でもオルガンにはこの効果が利用されています。5 1/3’ のドローバーが8’ のドローバーよりも左側にあるのはこのためです。つまり、5 1/3’ のドローバーは8’ より1オクターブ低い音が鳴っていると錯覚させるためによく使われます。
フィードバックありがとうございます。