Logic ProでNovation LaunchpadをMixerモードにして使う
Mixerモードでは、パッドとその下にあるシーンボタンを使って、トラックの録音可能、ソロ、ミュート、センドレベル、パン、音量のパラメータを変更できます。1つの列の各パッドが1つのトラックを表します。上向き/下向き三角ボタンを使うと、グリッドが1トラックずつ上下に移動します。
Launchpad、Launchpad S、およびLaunchpad Miniデバイスでは、Sendモード、Panモード、Volumeモードはサポートされません。
Launchpad Pro、Launchpad X、Launchpad Mini MK3で録音、ソロ、ミュート、停止の設定を変更すると、1列目のパッドが一時的なモードに切り替わり、各トラックのパラメータにアクセスできるようになります。Launchpad Pro、Launchpad X、Launchpad Mini MK3を使ってミキシングパラメータを変更するを参照してください。
Mixerモードを有効にする
Launchpad、Launchpad MK2、Launchpad S、Launchpad Mini: 「Mixer」ボタンを押します。
Launchpad XおよびLaunchpad Mini MK3: 「Session」ボタンを押してSessionモードとMixerモードを切り替えます。
Launchpad Proモデルにはミキシングパラメータ専用のボタンがあります。
トラックを録音可能にする
Mixerモードを有効にすると、「Record Arm」列のパッドが以下のいずれかの状態になります:
消灯: そのトラックは録音可能にできません。
暗い赤色: トラックを録音可能にできます。
赤色で点滅: オーディオトラックが録音可能になっています。
明るい赤色: オーディオトラックが録音中、またはソフトウェア音源トラックが録音可能になっています。
Mixerモードを有効にしてから「Record Arm」列のいずれかのパッドを押すと、トラックの録音可能のオン/オフが切り替わります。
トラックをソロにする
Mixerモードを有効にすると、「Solo」列のパッドが以下のいずれかの状態になります:
消灯: そのトラックはソロにできません。
暗い黄色: トラックのソロがオフになっています。
明るい黄色: トラックのソロがオンになっています。
以下のいずれかの操作を行います:
トラックのソロ: 「Solo」列のいずれかのパッドを押すと、ソロのオン/オフが切り替わります。
ソロになっているすべてのトラックを切り替える: 「Solo」列の下にあるシーンボタンを押します。
トラックをミュートする
Mixerモードを有効にすると、「Mute」列のパッドが以下のいずれかの状態になります:
消灯: トラックをミュートできません。
暗い青色: トラックのミュートがオフになっています。
明るい青色: トラックのミュートがオンになっています。
青色で点滅: ほかのトラックがソロになっているためトラックがミュートされています。
以下のいずれかの操作を行います:
トラックをミュートする/ミュートを解除する: 「Mute」列のいずれかのパッドを押すと、ミュートのオン/オフが切り替わります。
すべてのトラックのミュートを解除する: 「Mute」列の下にあるシーンボタンを押します。
「Stop」列を使ってセルを停止する/開始する
「Stop」列のパッドまたは「Stop」シーンボタンを使って、さまざまな方法でセルを開始/停止できます。Mixerモードでは、「Stop」列のパッドが以下のいずれかの状態になります:
消灯: このトラックのどのセルも再生されていません。
緑色で点滅: このトラックのいずれかのセルの再生開始がトリガされています。
緑色でゆっくり点滅: このトラックのいずれかのセルが再生中です。
赤色で点滅: このトラックのいずれかのセルで録音開始のカウントイン中です。
赤色: このトラックのいずれかのセルが録音中です。
以下のいずれかの操作を行います:
個別のセルを停止する: 「Stop」列のいずれかのパッドを押すと、そのトラックのセルの再生または録音が停止します。
選択されているセルを開始する: 1つまたは複数のセルを選択してから、「Stop」列の下にあるシーンボタンを押します。
選択されているシーンを開始する: グリッド内のすべてのセルの選択を解除してから、「Stop」列の下にあるシーンボタンを押します。
空のセルに録音する: 空のセルを選択してから、「Stop」列の下にあるシーンボタンを押します。
センドレベルを変更する
Launchpadデバイスを使ってセンドレベルを設定できます。どの程度細かく設定できるかはデバイスによって異なります。はじめてMixerモードにすると、最初の2つのセンドが使用されているトラックのパッドが点灯します。パッドの明るさがセンドレベルに対応します。トラックごとに、センドレベルをすばやく0 dBに設定できます。
Launchpad MK2、Launchpad X、Launchpad Mini MK3では、各トラックの最初の2つのセンドについて、より細かくレベルを設定できます。「Send A」列と「Send B」列は、それぞれLogic Proのセンド1とセンド2に対応します。
Launchpad Proではセンド1~8のレベルを設定できます。Mixerモードを使用する代わりに、「Sends」ボタンを押してSendモードにすばやく切り替えることができます。
Sendモード
Sendモードでは、各トラックのセンドレベルを表す行のパッドが点灯します。センドレベルバーは左から右に表示されます。いずれかのパッドを押すと、トラックのセンドレベルがそのパッドに対応するレベルに変更されます。
Launchpad MK2、Launchpad Mini MK3、Launchpad X: センド1を選択すると、「Send A」ボタンが点灯します。センド2を選択すると、「Send B」ボタンが点灯します。
Launchpad Proのみ: 8つのシーンボタンがセンド1~8に対応します。
以下のいずれかの操作を行います:
センドレベルを0 dBに設定する: 「Mixer」を押してMixerモードに切り替えてから、変更したいトラックとセンドレベルを表す「Send」列(AまたはB)のパッドを押します。
センドレベルを上げる/下げる:
Launchpad MK2、Launchpad X、Launchpad Mini MK3: Mixerモードで、「Send A」または「Send B」のシーンボタンを押してSendモードに切り替えます。
Launchpad Pro: 「Sends」ミキサーボタンを押してSendモードに切り替えてから、センド1~8に対応するシーンボタンを押します。
対応するトラックの行で、指をパッド上で横方向に動かしてセンドレベルを変更します。
「Mixer」ボタンを押してMixerモードに戻るか、「Session」ボタンを押してSessionモードに戻ります。
Launchpad XおよびLaunchpad Mini MK3: アクティブなSendモードのボタンをもう一度押してSession/Mixerモードに戻るか、「Session」ボタンを押してSessionモードに戻ります。
Launchpad Pro: もう一度「Sends」ミキサーボタンを押してSendモードを終了し、Sessionモードに戻ります。
Launchpad ProおよびLaunchpad Xのみ: パッドを押す力の強弱によって、センドレベルが変化する速さを制御できます。強く押すほど、センドレベルが速く変化します。
トラックのパン位置を設定する
Launchpadデバイスを使って各トラックのパン位置を設定できます。どの程度細かく設定できるかはデバイスによって異なります。Mixerモードでは、パン位置が中央に設定されていないときに「Pan」列のパッドが点灯します。パン位置が中央から遠いほど、パッドが明るくなります。
Launchpad Pro、Launchpad MK2、Launchpad X、Launchpad Mini MK3では、パン位置を左から右へより細かく設定できます。
以下のいずれかの操作を行います:
パン位置を中央に設定する: 「Mixer」ボタンを押してMixerモードに切り替えてから、変更したいトラックを表す「Pan」列のパッドを押します。
パン位置を左から右に設定する:
Launchpad MK2、Launchpad X、Launchpad Mini MK3: Mixerモードで、「Pan」シーンボタンを押してPanモードに切り替えます。
Launchpad Pro: 「Pan」ボタンを押してPanモードに切り替えます。
対応するトラックの行で、パッドをタップするか、指をパッド上で横方向に動かしてパン位置を変更します。最も中央寄りにある2つのパッドのどちらかをタップすると、パン位置が中央に設定されます。
「Mixer」ボタンを押してPanモードを終了します。
Launchpad Pro: もう一度「Pan」ボタンを押してPanモードを終了します。
Launchpad XおよびLaunchpad Mini MK3: もう一度「Pan」シーンボタンを押してMixerモードに戻るか、「Session」ボタンを押してSessionモードに戻ります。
トラックの音量を設定する
Launchpadデバイスを使って各トラックの音量レベルを設定できます。どの程度細かく設定できるかはデバイスによって異なります。Mixerモードでは、「Volume」列のパッドの明るさが音量レベルに対応します。パッドが明るいほど、音量が大きくなります。
以下のいずれかの操作を行います:
音量を0 dBに設定する: 「Mixer」ボタンを押してMixerモードに切り替えてから、変更したいトラックを表す「Volume」列のパッドを押します。
音量レベルを上げる/下げる:
Launchpad MK2、Launchpad X、Launchpad Mini MK3: Mixerモードで、「Volume」シーンボタンを押してVolumeモードに切り替えます。
Launchpad Pro: 「Volume」ボタンを押してVolumeモードに切り替えます。
対応するトラックの行で、指をパッド上で横方向に動かして音量レベルを変更します。左端のパッドを押すと、音量が一番下まで下がります。右端のパッドを押すと、音量が一番上まで上がります。
「Mixer」ボタンを押してVolumeモードを終了します。
Launchpad Pro: もう一度「Volume」ボタンを押してVolumeモードを終了します。
Launchpad XおよびLaunchpad Mini MK3: もう一度「Volume」ボタンを押してMixerモードに戻るか、「Session」ボタンを押してSessionモードに戻ります。