Logic ProでのMackie Controlのトランスポートボタン
トランスポートボタンは、コントロールバーの標準的な機能を備えています。
トランスポートボタン
「REWIND」ボタン: プロジェクト内を巻き戻します。巻き戻しているときに繰り返し押すと、巻き戻しの速度が上がります。巻き戻しているときに「FAST FWD」ボタンを繰り返し押すと、巻き戻しが減速し、停止し、最終的にはシャトル方向が逆転します。「STOP」ボタンを押すと、現在の再生ヘッド位置で巻き戻しが停止します。ジョグ/スクラブホイールを回しても、巻き戻しのシャトルモードが終了します。
いずれかのマーカーモードが有効な場合に「REWIND」ボタンを押すと、再生ヘッドが前のマーカーに移動します。
いずれかのナッジモードが有効な場合に「REWIND」ボタンを押すと、選択されているリージョンまたはイベントが、ラージナッジモードで指定された値だけ後ろに移動します。
「FAST FWD」ボタン: プロジェクト内を早送りします。早送りしているときに「FAST FWD」を繰り返し押すと、シャトル速度が速くなります。早送りしているときに「REWIND」ボタンを繰り返し押すと、早送りが減速し、停止し、最終的にはシャトル方向が逆転します。「STOP」ボタンを押すと、早送りが停止します。ジョグ/スクラブホイールを回しても、早送りのシャトルモードが終了します。
いずれかのマーカーモードがアクティブな場合に「FAST FWD」ボタンを押すと、再生ヘッドが次のマーカーに移動します。
いずれかのナッジモードがアクティブな場合に「FAST FWD」ボタンを押すと、選択されているリージョンまたはイベントが、ラージナッジモードで指定された値だけ前に移動します。
ヒント: Mackie Controlの各ボタンを押すことで、マーカーをサイクル範囲に対応させることができます。これをマーカー間の移動(「REWIND」ボタンおよび「FAST FWD」ボタンを使用)と併用すると再生ヘッドが移動し、隣接するマーカー間にサイクル範囲が自動的に設定されます。各種のボタンを組み合わせて、さまざまなオプションを試してください。
「STOP」ボタン: このボタンを押すとプロジェクトの再生または録音が停止し、ほかのトランスポート機能もすべて止まります。もう一度「STOP」ボタンを押すと、再生ヘッドがプロジェクトの開始位置または一番近いサイクル範囲の先頭(サイクルモードがアクティブな場合)に戻ります。「STOP」を繰り返し押すと、この2つの機能が切り替わります。
「PLAY」ボタン: 現在の再生ヘッド位置から再生を開始します。サイクルモードがアクティブな場合に「PLAY」を繰り返し押すと、一番近いサイクル範囲の先頭にジャンプします。「SHIFT」と「PLAY」を同時に押すと、再生が一時停止します。
「RECORD」ボタン: 選択されているMIDIチャンネルストリップ、オーディオチャンネルストリップ、またはソフトウェア音源チャンネルストリップの録音が開始されます(チャンネルストリップが録音可能の場合)。
注記: オーディオチャンネルの「REC/RDY」ボタンを押してそのオーディオチャンネルストリップをはじめて録音可能な状態にすると、コンピュータの画面に「保存」ダイアログが表示されることがあります。このダイアログでファイル名(および保存場所)を入力し、「保存」をクリックしてください。Mackie ControlのLCDに「There is a file select dialog on the screen.」と表示されます。タイムディスプレイには「ALERT」と表示されます。すべてのLEDが消灯します。ファイル名を入力して「保存」をクリックすると、Mackie Controlのすべてのコントロールが以前の状態に戻ります。デフォルトのオーディオファイル名が入力されたら、任意のオーディオチャンネルストリップを選択して録音可能にしてから、「RECORD」ボタンを押すことができます。警告メッセージもファイル保存のダイアログも画面に表示されません。
ヒント: ダイアログの表示を最小にするには、録音を開始する前にプロジェクトを素材と共に保存してください。この方法でプロジェクトを保存すると、ファイル名を定義する必要がなくなるため、Logic ProをMackie Controlと一緒に使用する場合の操作がすばやく簡単になります。
トランスポートボタンの上には、各種の録音/再生モードに対応する7つの小さな円形ボタン(「MARKER」、「NUDGE」、「CYCLE」、「DROP」、「REPLACE」、「CLICK」、および「SOLO」)があります。これらのボタンを単独で、または組み合わせて使用して、プロジェクト内を移動したりプロジェクトを編集したりできます。各ボタンには専用のLEDがあり、ボタンの現在の状態を示します。