Logic ProでのMackie Controlの「UTILITIES」ボタン
「UTILITIES」ゾーンの4つのボタンを押すと、Logic Proの「保存」、「取り消し」、「キャンセル」、および「Enter」コマンドが有効になります。
「UTILITIES」ゾーンのボタン
「SAVE」ボタン: これを押すと、現在のプロジェクトファイルが保存されます。はじめてプロジェクトを保存するときは、コンピュータ画面に「保存」ダイアログが表示されます。このダイアログでファイルの名前と場所を入力し、「保存」ボタンをクリックします。
メインLCDには、「There is a file select dialog on the screen.」というメッセージが表示されます。タイムディスプレイには「ALERT」と表示されます。すべてのLEDが消灯します。Logic Proで保存操作が確定されると、Mackie Controlのすべてのコントロールが以前の状態(「SAVE」ボタンを押す前の状態)に戻ります。
プロジェクトに名前を付けて保存したあと、さらに「SAVE」ボタンを押すと、「保存」ダイアログが画面に表示されたりLCDに警告が表示されたりすることなく、現在のプロジェクトの状態が保存されます。これにより、プロジェクトの進展に伴って加えた変更をすばやく保存できます。
プロジェクトに変更(保存可能なもの)を加えると、「SAVE」のLEDが点灯します。
「OPTION」ボタンを押したまま「SAVE」を押すと、コンピュータ画面に「別名で保存」ダイアログが開きます。これによって、プロジェクト名を変更したり別の場所に保存したりできます。
「UNDO」ボタン: これを押すと、最後に実行した取り消し可能な操作が取り消されます。Logic Proでは取り消し/やり直しのできる操作の数がほぼ無制限なため、「UNDO」の緑色のLEDが点灯しているときは、取り消し可能な操作があることではなく、やり直しが可能であることを示します。LCDには、取り消し可能な編集操作を行うとすべてのやり直し操作ができなくなるという警告が表示されます。
「SHIFT」ボタンを押したまま「UNDO」を押すと、やり直しが実行されます。
「OPTION」ボタンを押したまま「UNDO」を押すと、「取り消し履歴」ウインドウが開きます。
「CANCEL」ボタン: 操作をキャンセルするか、コンピュータ画面に表示された警告を閉じるときに押します。
警告が画面に表示されていないときに「CANCEL」ボタンを押すと、以下のようになります:
現在のポインタ位置にツールボックスが開きます。
または、コンピュータキーボードのEsc(Escape)キーに現在割り当てられている機能が実行されます。
現在Mackie Controlにフォルダトラックの内容が表示されているときに「CANCEL」ボタンを押すと、フォルダが閉じます。
また、パラメータ値の事前選択(LEDが点滅しています)を「CANCEL」ボタンで無効にすることもできます。
「ENTER」ボタン: 画面上の警告のデフォルトボタンを有効にするときに押します。
画面上に警告がなく、選択されているトラックがフォルダトラックのときに「ENTER」ボタンを押すと、フォルダが開きます。