
Logic ProでのM-Audio iControlのアサインボタン
iControlの左側にある「All Tracks」領域と「Selected Track」領域のボタンを使って、右側のチャンネルストリップ領域の端に並んでいるロータリーエンコーダの機能を切り替えることができます。チャンネルストリップ領域の各種コントロールによって「Sel」ボタンの機能が変わることもあります。
アサインボタン
「Volume」ボタン: チャンネルストリップ領域のロータリーエンコーダで8個のアクティブなチャンネルの音量を調節できるようにします。チャンネルストリップの「Sel」ボタン、録音可能ボタン、ミュートボタン、ソロボタンの動作については、Logic ProでのM-Audio iControlのチャンネルストリップコントロールを参照してください。
「Pan」ボタン: ロータリーエンコーダで8個のアクティブなチャンネルのパン/バランスを調節できるようにします。チャンネルストリップの各ボタンの機能はデフォルトのまま変わりません。
「Track Info」ボタン: チャンネルビューに切り替えます。チャンネルビューでは、「Sel」ボタンとロータリーエンコーダを使って、選択したチャンネルストリップのグローバルパラメータを編集できます。録音可能ボタン、ミュートボタン、ソロボタンの機能はデフォルトのまま変わりません。
「Sel」ボタン1~5: 最初の5個のインサートスロットのバイパス状態を切り替えます。
「Sel」ボタン6~7: 最初の2つのセンドスロットのバイパス状態を切り替えます。
「Sel」ボタン8: アサインなし
チャンネルビューでは、インサートスロットまたはセンドスロットが有効になると、対応する「Sel」ボタンが点灯し、バイパス状態になると消灯します。
エンコーダ1: 選択したチャンネルがNoise Gateエフェクトを使用したオーディオチャンネルストリップである場合に、Noise Gateの「Threshold」パラメータを調節します(選択中のチャンネルストリップにNoise Gateが挿入されている場合のみ)。
エンコーダ2: 選択したチャンネルがCompressorエフェクトを使用したオーディオチャンネルストリップである場合に、Compressorの「Ratio」パラメータを調節します。
注記: エンコーダ1と2のアサインは、GarageBandのリアル音源トラック用に最適化されています。リアル音源トラックには、デフォルトでNoise GateエフェクトとCompressorエフェクトが挿入されます。
エンコーダ3: アサインなし
エンコーダ4: アサインなし
エンコーダ5: チャンネルのパンノブを調節します。
エンコーダ6: チャンネルのセンド1のレベルを調節します。
エンコーダ7: チャンネルのセンド2のレベルを調節します。
エンコーダ8: チャンネルの音量フェーダーを調節します。
「Generator」ボタン: 選択したチャンネルストリップがソフトウェア音源チャンネルストリップである場合に、ロータリーエンコーダで音源のサウンド生成パラメータを編集できるようにします。8個のパラメータが1つのグループとしてアサインされます。上向き三角ボタンまたは下向き三角ボタンを押して、次または前のパラメータページ(8パラメータ単位のグループ)に切り替えます。選択したチャンネルストリップがソフトウェア音源チャンネルストリップでない場合は、「Generator」ボタンを押しても何も変わりません。
「Effect 1」/「Effect 2」ボタン: 「Effect 1」を押すと、ロータリーエンコーダで、選択したチャンネルストリップの3番目のインサートスロットのパラメータを調節できるようになります。「Effect 2」を押すと、ロータリーエンコーダで、4番目のインサートスロットのパラメータを調節できるようになります(4番目のインサートスロットがある場合のみ)。上向き三角ボタンまたは下向き三角ボタンを押して、次または前のパラメータページに切り替えます。
「Option」ボタンを押しながら「Effect 1」または「Effect 2」ボタンを押すと、インサートスロット3またはインサートスロット4のバイパス状態が切り替わります。
「Generator」、「Effect 1」、または「Effect 2」ボタンを押してパラメータページが有効になっているときに、上向き三角ボタンまたは下向き三角ボタンを押すと、パラメータが8個単位で切り替わります(最後のページのパラメータ数が8個未満の場合を除きます)。例えば、あるプラグインに19個のパラメータがあり、現在iControlでパラメータ1~8を編集している場合は、次のようになります:
上向き三角ボタンを押すと、パラメータ9~16に切り替わります。
上向き三角ボタンをもう一度押すと、パラメータ12~19に切り替わります。
その状態で下向き三角形のボタンを押すと、パラメータ9~16に戻ります(4~11ではありません)。
このように、想定しているページ位置に戻ってくれるので、快適です。
「EQ」ボタン: 選択したチャンネルストリップのEQパラメータを編集します。選択したチャンネルストリップにChannel EQまたはLinear Phase EQが挿入されている場合は、「EQ」ボタンを押すとEQプラグインウインドウが開きます。選択したチャンネルストリップにChannel EQまたはLinear Phase EQが挿入されていない場合は、Channel EQが自動的に挿入されます。上向き三角ボタンまたは下向き三角ボタンを押して、次または前のパラメータページに切り替えます。
各アサインボタンにはミキサービューとチャンネルビューの2つのモードがあり、それによってロータリーエンコーダ(および場合によっては「Sel」ボタン)の編集対象が複数のチャンネルになるか1つのチャンネルになるかが変わります。詳しくは、Logic ProでのM-Audio iControlのミキサービューとチャンネルビューを参照してください。