iPad用Logic ProのSample Alchemy
Sample Alchemyを使うと、単一サンプルを素早く再合成して、固有の再生可能な音源に変換できます。グラニュラ、加算、スペクトルなどの多彩な合成方式を備え、これらを組み合わせることで、ユニークなサウンドベッド、パッド、エフェクト、リズムなど、多様なサウンドを作り出せます。
独立したサウンド生成ソースを4つまで、ハンドルを使って制御できます。「A」、「B」、「C」、「D」というラベルの付いたハンドルは、それぞれ別のレイヤーを制御し、波形の正確な位置に配置することができます。
5つの柔軟な再生モードにより、さまざまな方法でサンプルを再生したり操作したりできます。クラシックモードではサンプルを最初から最後まで再生でき、ループモードではハンドルを波形上に配置してオーディオをループさせたスニペットを最大2つまで形成できます。また、スクラブモードでは波形上でハンドルを動かしてテープを擦るようにトリガーでき、ボウモードでは弦楽器の演奏に使用される弓の動きを再現します。最後に、アルペジエータモードは、サンプルのさまざまな部分を循環するノートの繰り返しパターンを生成し、MIDIノートに基づいた複雑なシーケンスを作成できます。
Sample Alchemyはサンプルベースの音源であるため、ブラウザ、ファイルApp、またはトラック領域内のリージョンからサンプルやループを直接読み込むことで、サウンドを素早く作り始めることができます。Sample Alchemyは、モノフォニック音源、ボーカル、ファウンドサウンドに最適です。音源やボーカルサンプルをiPad用Logic Proで直接録音する場合は、オーディオリージョンをそのままSample Alchemyのインスタンスに簡単にドラッグできます。
Sample Alchemyはさまざまな方法でプロジェクトに役立てることができます。独自の再生可能な音源を構築したり、ハンドルのオートメーションを記録して独自のサウンドエフェクトや合成エレメントを追加したりできます。Sample Alchemyで作成できるサウンドのタイプの例をいくつか示します:
豊かで複雑なシンセパッド
エヴォカティブなキーボード
リズミカルで持続的に変化していくアルペジエータパターン
ユニークで再生可能なエフェクト
ダイナミックで持続的に変化するサウンドスケープ
ビッグファットベース
ボーカルのようなフォルマント
さらに、あらかじめデザインされたサウンドライブラリや、フィルタ、合成エフェクト、モジュレータなどの多彩なサウンド操作ツールにより、Sample Alchemyはニーズに合わせた音作りを可能にします。
サンプラーやシンセサイザーを使うのが初めてで、LFOやエンベロープ、フィルタなどのモジュレーションジェネレータの概念になじみがない場合は、シンセサイザーの概要を参照してください。
プロジェクトにSample Alchemyを追加するために、プラグイン領域内のソフトウェア音源トラックで、またはミキサー内のソフトウェア音源のチャンネルストリップで、音源を置き換えることができます。「音源」メニューで、「Sampler」>「Sample Alchemy」と選択します。また、「新規トラック」ダイアログで、ソフトウェア音源トラックのデフォルトのプラグインを変更することもできます。
ユーザガイドの表記規則
iPad用Logic Proプラグインの表示画面は大きく分けて2種類あります。
タイル表示。プラグイン領域に主なパラメータのみがいくつか表示されます
詳細表示。この画面からプラグインのすべてのパラメータにアクセスできます
このガイドでは、タイル表示で利用できるパラメータを で示します。