iPad用Logic Proユーザガイド
- Logic Pro 1.1の新機能
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- アレンジの概要
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- リージョンの概要
- リージョンを選択する
- リージョンをカット、コピー、およびペーストする
- リージョンを移動する
- リージョン間のギャップを削除する
- リージョンの再生をディレイする
- リージョンをトリムする
- リージョンをループさせる
- リージョンを繰り返す
- リージョンをミュートする
- リージョンを分割および結合する
- リージョンをストレッチする
- ノートピッチ別にMIDIリージョンを分離する
- リージョンを所定の場所にバウンスする
- オーディオリージョンのゲインを変更する
- トラック領域でリージョンを作成する
- MIDIリージョンをDrummerリージョンまたはパターンリージョンに変換する
- リージョン名を変更する
- リージョンのカラーを変更する
- リージョンを削除する
- オーディオリージョンにフェードを作成する
- フェーダーを使ってミキシング機能にアクセスする
- 著作権
iPad用Logic ProのEnsembleエフェクト
Ensembleを使うと、特にボイスを多く使った場合に、サウンドに豊かさと動きを加えることができます。パートに厚みを持たせるだけでなく、ボイス間のピッチのずれを大きくして処理後の素材にデチューン効果を加えたいときにも便利です。Ensembleは最大で8つのコーラスエフェクトを合成します。2つの標準LFOと1つのランダムLFOにより、複雑なモジュレーションを生成できます。
プロジェクトにEnsembleを追加するには、チャンネルストリップのオーディオエフェクトプラグインメニューまたはプラグイン領域で「Modulation」>「Ensemble」と選択します。プラグインの概要を参照してください。プラグイン領域でプラグインを追加する/置き換える/並べ替える/削除するおよびミキサーでプラグインを操作するも参照してください。
Ensembleのパラメータ
「Voices」コントロール/フィールド: 元の信号にミックスされるコーラスインスタンス(声部)の数を設定します。
「Spread」ノブ/フィールド: ステレオ空間全体にボイスを分散させます。値を200 %に設定すると、ステレオベースを人工的に広げることができます。ただし、その場合はモノラルとの整合性に問題が発生することがあるので注意してください。
「Phase」ノブ/フィールド: 各ボイスモジュレーション間の位相関係を調節します。ここで指定する値はボイスの数によって異なります。そのため、度数ではなくパーセンテージで表示されています。100(または- 100)という値は、すべてのボイスのモジュレーション位相間の最大距離を示します。
「Effect Volume」ノブ/フィールド: 「Voices」値を調整することで生じるエフェクト信号ボリューム変化を補正します。
「Mix」コントロール/フィールド: ドライ信号とウェット信号のバランスを設定します。
「LFO 1」、「LFO 2」、「Random」のオン/オフボタン: LFO 1、LFO 2、またはランダムLFOを個別に有効/無効にします。
「LFO 1」、「LFO 2」、「Random」の「Rate」ノブ/フィールド: LFO 1、LFO 2、およびランダムモジュレーションの周波数を設定します。
「LFO 1」、「LFO 2」、「Random」の「Intensity」ノブ/フィールド: LFO 1、LFO 2、およびランダムモジュレーションの量を設定します。