iPad用Logic Proユーザガイド
- Logic Pro 1.1の新機能
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- アレンジの概要
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- リージョンの概要
- リージョンを選択する
- リージョンをカット、コピー、およびペーストする
- リージョンを移動する
- リージョン間のギャップを削除する
- リージョンの再生をディレイする
- リージョンをトリムする
- リージョンをループさせる
- リージョンを繰り返す
- リージョンをミュートする
- リージョンを分割および結合する
- リージョンをストレッチする
- ノートピッチ別にMIDIリージョンを分離する
- リージョンを所定の場所にバウンスする
- オーディオリージョンのゲインを変更する
- トラック領域でリージョンを作成する
- MIDIリージョンをDrummerリージョンまたはパターンリージョンに変換する
- リージョン名を変更する
- リージョンのカラーを変更する
- リージョンを削除する
- オーディオリージョンにフェードを作成する
- フェーダーを使ってミキシング機能にアクセスする
- 著作権
iPad用Logic Proでプロジェクトをオーディオファイルに書き出す
プロジェクトを1つのオーディオファイルに書き出すことができます。ファイルのフォーマットはAIFF、Wave、M4Aから選択できます。プロジェクト内のミュートされていないトラックにあるすべてのパラメータ、エフェクト、オートメーションが、書き出しファイルの一部として記録されます。
ステレオ出力を出力チャンネルストリップに使用して書き出しが行われ、インターリーブステレオオーディオファイルを生成します。
書き出しファイルをiPad用Logic Proで再利用すれば、複数のリージョン、音源、エフェクトを置き換えたりバイパスしたりすることで処理リソースを節約できます。書き出しファイルは、ストレージメディアに保存したり、ほかのミュージックAppやほかのデバイスで使用したり、プレイリストに追加したり、インターネットにアップロードしたり、ストリーミングサービスやマスタリングスタジオに送ったりできます。
プロジェクトをオーディオファイルに書き出す
Logic Proのミキサーで、書き出しに含めたいトラックがメインのステレオ出力に送られ、かつミュートされていないことを確認します。
画面左上隅にある「プロジェクト」ボタンをタップしてから、「書き出す」をタップします。
「プロジェクト全体」スイッチを使って、プロジェクト全体を書き出すか、プロジェクトの一部を書き出すかを選択します。
書き出すファイルをプロジェクトの一部のみに制限するには、スイッチをオフにしてから、「開始位置」フィールドと「終了位置」フィールドの値を調整します。フィールドをタップして、数字入力ダイアログで値を編集します。
注記: サイクルモードが有効になっているときに「プロジェクト」ボタンをタップしてから「書き出す」をタップすると、プロジェクトのサイクル範囲で囲まれた部分によって開始位置と終了位置が決まります。
オーディオファイルとして書き出したいファイルタイプを選択します。2つのオプションがあります:
圧縮なし: AIFFまたはWaveです。AIFFおよびWaveファイルのオプションを参照してください。
注記: 「圧縮なし」を選択すると、すべてのトラックまたは選択したトラックを個別のオーディオファイルとして書き出す追加オプションが使用できます。トラックを個別のオーディオファイルとして書き出すを参照してください。
圧縮: M4Aです。2つのエンコードタイプが選択できます。M4Aファイルのオプションを参照してください。
注記: 圧縮オーディオファイルを書き出すには、結果の書き出しファイルサイズより多くのストレージ領域が必要になります。これは、エンコード前に非圧縮のファイルが書き出されるためです。非圧縮ファイルは変換後に削除されます。
「処理の詳細」をタップすると、追加オプションを表示して設定できます。プロジェクト書き出し時の処理の詳細を設定するを参照してください。
「共有」をタップしてから、プロジェクトが書き出されるのを待ちます。
注記: iPadのストレージ領域が十分にない場合、「共有」は淡色表示されます。
表示される書き出し先と共有先のリストで、以下のいずれかの操作を行います:
ファイルをiCloud DriveまたはiPadに保存する: 「“ファイル”に保存」をタップし、サイドバーで保存先を、右側でフォルダを選択してから、「保存」をタップします。
ファイルを近くのAppleデバイスと共有する: 「AirDrop」をタップし、共有先のデバイスをタップしてから、「完了」をタップします。
ファイルをAppに共有する: Appアイコンをタップし、必要な情報を入力して、ファイルを共有してから、「完了」をタップします。
注記: ファイルタイプに対応するAppのみがリストに表示されます。
(トラックまたは)リージョンを所定の位置にバウンスしたり、トラックを個別のオーディオファイルとして書き出したり、MIDIトラックをMIDIファイルとして書き出すこともできます。