iPad用Logic Proユーザガイド
- Logic Pro 1.1の新機能
-
- アレンジの概要
-
- リージョンの概要
- リージョンを選択する
- リージョンをカット、コピー、およびペーストする
- リージョンを移動する
- リージョン間のギャップを削除する
- リージョンの再生をディレイする
- リージョンをトリムする
- リージョンをループさせる
- リージョンを繰り返す
- リージョンをミュートする
- リージョンを分割および結合する
- リージョンをストレッチする
- ノートピッチ別にMIDIリージョンを分離する
- リージョンを所定の場所にバウンスする
- オーディオリージョンのゲインを変更する
- トラック領域でリージョンを作成する
- MIDIリージョンをDrummerリージョンまたはパターンリージョンに変換する
- リージョン名を変更する
- リージョンのカラーを変更する
- リージョンを削除する
- オーディオリージョンにフェードを作成する
- フェーダーを使ってミキシング機能にアクセスする
- 著作権
iPad用Logic Proで対応しているファイルフォーマット
Logic Proプロジェクトに読み込むオーディオファイルのビット数とサンプルレートは、対応しているものであればどれでもかまいません。Logic Proで対応しているビット数は、16、24、および32ビットで、サンプルレートは44.1、48、88.2、および96 kHzです。Logic Proでは、ファイルのサンプルレートを使用することも、プロジェクトのサンプルレートと異なる場合にサンプルレートをリアルタイムに変換することもできます。
Logic Proでは、オーディオファイル以外にMIDIファイルも読み込むことができます。
Logic Proには以下のファイルフォーマットを読み込むことができます:
WAVファイルおよびAIFFファイル: オーディオファイルのWAV(Wave)とAIFF(Audio Interchange File Format)は非常に似通っています。これらのファイルは、さまざまなビット数(Logic Proでは、16ビット、24ビット、および32ビットに対応)で、モノラルおよびステレオ形式として、最大96 kHzのサンプルレートで保存できます。
Core Audio Formatファイル: CAF(Core Audio Format)ファイルは、整数および浮動小数点PCMフォーマット、A-law、u-law、およびAAC、Apple Lossless Audio Codec(ALAC)などに対応しているコンテナです。高いサンプルレートおよびビット数でファイルサイズを無制限にすることができます。
MP3、Apple Lossless、およびAACファイル: MP3およびAACファイルには、圧縮オーディオ情報が含まれます。これらのファイルは、一般的に、同等のWAVまたはAIFFファイルよりも容量がかなり小さくなります。これらのファイルのサイズを小さくできるのは、エンコーディング技術でオーディオ情報の一部を「捨てる」ことができるためです。結果的に、ソースのオーディオマテリアル次第では、WAVまたはAIFFの同等のオーディオと比べて音質が低下します。Apple Losslessファイルにも、圧縮オーディオ情報が含まれます。名前が示すように、使用される圧縮(ALAC)では、MP3およびAACファイルと同様の方法でオーディオ情報が廃棄されることはありません。圧縮オーディオファイルのサウンドは、元の録音状態と同じです。
Apple Loops: Apple Loopsには、追加メタデータ(日時、カテゴリ、ムード、キー、テンポ)が含まれます。小さな時間にスライスするいくつかのトランジェントマーカーも含まれます。Apple Loopsの主な利点は、Logic Proプロジェクトのテンポとキーに自動的に合わせることができる点です。MIDIループ、Drummerループ、パターンループには、内包するMIDIノートと必要な音源パッチの情報が含まれています。ソフトウェア音源トラックに追加すれば、MIDIノート情報を通常のMIDIリージョンと同じように編集することもできます。オーディオトラックに追加すると、ループのオーディオバージョンが作成されます。
スタンダードMIDIファイル: スタンダードMIDIファイル(SMF)は、MIDIシーケンサーが使用する標準ファイルフォーマットです。Logic Proでは、スタンダードMIDIファイルを読み出して保存することができます。MIDIファイルには、音符、歌詞、コントローラ、SysExデータが含まれます。それらはプロジェクトのソフトウェア音源トラックに追加することができます。