MainStageユーザガイド
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- コントローラのトランスフォームを作成する
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- MainStage 3のPlaybackプラグインでマーカーを使用する MainStage
MainStage Ultrabeatのmod/viaモジュレーション
調節可能な値(モジュレーション深度または強さと呼びます)と「mod」パラメータを使用して、サウンドパラメータをモジュレートできます。2つのLFO、4つのエンベロープジェネレータ、および「Max」をこのモジュレーションのソースとして選択できます。
「via」はモジュレーションエフェクトに対して、1番目のモジュレーション(「mod」)の深度を別のソースでモジュレートすることで影響を及ぼします。この2番目のモジュレーションの強さは「via」パラメータで設定します。「via」モジュレーションのソースには、ベロシティおよびユーザ定義可能な4つのMIDIコントローラがあります。
たとえば、「via」モジュレーションを使って、ベロシティを強く演奏するほどピッチが高くなるようにします。キーを強く弾くほどピッチが高い音になります。これはたとえばタムタムの合成サウンドに最適です。この経路を作成するには、オシレータのピッチの「mod」ソースとしてエンベロープ(Env)、「via」ソースとしてベロシティ(Vel)を使用します。
次の例で考えてみましょう:
「cut」(Cutoff)パラメータのデフォルト値は、0.50です。モジュレーションソースは青色の「mod」ポップアップメニューでも緑色の「via」ポップアップメニューでも選択されていません。下の図では両方とも「Off」になっています。
「mod」ポップアップメニューでモジュレーションソースを選択すると(次の図では「Env1」)、ノブの周りのリングがオンになります。リングをドラッグして、「mod」ソースの影響を受けたときの「cut」パラメータの値(この例では0.70)を設定します。
注記: 正確な値はパラメータの調整時にヘルプタグに表示されます。
「via」ポップアップメニューでモジュレーションソース(次の図では「Ctrl A」)を選択すると、「mod」リング上に動かすことができるスライダが表示されます。このスライダをドラッグすると、「via」ソースを使っているときの最大モジュレーション値(この例では0.90)を設定できます。
「mod」と「via」のコントロールは、モジュレートしたパラメータの(デフォルト値に対する)最小値および最大値を表しています。
この例で、フィルタの「cut」(Cutoff)の周波数は、デフォルト値0.50に設定されています。「mod」ソース(Env1)によって、サウンドのアタックフェーズで「cut」の値が0.50から0.70に増加した後、ディケイフェーズで0.50に減少します。
「via」ソース「Ctrl A」が導入されると、次のような処理が発生します: 「Ctrl A」が最小値の場合は、何も変更されません。カットオフはエンベロープ(Env1)によって0.50-0.70の間の値でモジュレートされます。「Ctrl A」を最大値にすると、エンベロープジェネレータでは、0.50(デフォルトの「cut」の値)-0.90(「via」の量)の間でパラメータ値が変化します。
「mod」および「via」のモジュレーションソースによる、基本パラメータへの最大の影響度を確認できます。「mod」ポイントと「via」ポイントの間の領域は、「via」モジュレーションソースによってモジュレーション深度がさらに変化し得る度合いを示しています。この例では、「Ctrl A」によって送られる値に応じて、カットオフの値は0.70-0.90の値を取ることができます。
次に別の例を示します:
カットオフは再度、0.50に設定されています。「Env1」によってこの値が0.25に下がり、「Ctrl A」の最大値によってカットオフ周波数が0まで下がりました。
Ultrabeatのモジュレーションオプションの簡単さと速さを示す、例を示します:
この例では、演奏の強弱の変化(Vel)を使って(カットオフに影響を与える)「Env1」のモジュレーションの度合いを変更します。2番目の「via」モジュレーションでは、その方向も制御できます。Ultrabeatでこの設定を試してみてください。面白いサウンドを作成できます。