MainStageユーザガイド
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- チャンネルストリップのベロシティをスケーリングする
- Hermode Tuningを無視するようにチャンネルストリップを設定する
- コンサートレベルおよびセットレベルのキー範囲を上書きする
- チャンネル・ストリップ・インスペクタでチャンネルストリップにテキストノートを追加する
- オーディオをセンドエフェクト経由でルーティングする
- グラフを操作する
- コントローラのトランスフォームを作成する
- 複数のコンサートでパッチやセットを共有する
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- MainStageのLoopbackプラグインのアクションメニュー
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- JavaScript MIDIオブジェクトを使う
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- MainStage Playbackプラグインの同期、スナップ、および再生開始位置のパラメータ
- MainStage 3のPlaybackプラグインのグループ機能を使用する MainStage
- MainStage 3のPlaybackプラグインのアクションメニューとファイルフィールドを使用する MainStage
- MainStage 3のPlaybackプラグインでマーカーを使用する MainStage
MainStage ES1のフィルタパラメータの概要
このセクションでは、ES1のフィルタパラメータについて説明します。
フィルタパラメータ
「Cutoff」スライダ: ローパスフィルタのカットオフ周波数を設定します。
「Resonance」スライダ: 「Cutoff」パラメータで設定した周波数付近の信号の一部をカットまたはブーストします。この値を大きくすると、フィルタが自励発振を始めます(MainStage ES1フィルタをオーバードライブさせるを参照)。
ヒント: 黒い円の中央にある「Filter」という語の上を垂直方向(カットオフ)または水平方向(レゾナンス)にドラッグすることで、カットオフ周波数とレゾナンスパラメータを同時に調整できます。
スロープ選択ボタン: ローパスフィルタで、カットオフ周波数以上の帯域を減衰させるスロープは、次の4種類から選択できます。いずれかのボタンをクリックして、スロープ(1オクターブ当たりのデシベル(dB)数で表される減衰量)を選択します。
24 dB classic: Moogフィルタの動作を再現しています。「Resonance」パラメータの値を大きくすると信号の低域部分が減衰します。
24 dB fat: 「Resonance」値が高いために減衰した周波数分を補正します。これは、Oberheimフィルタの動作に似ています。
12 dB: 初期のOberheim SEMシンセサイザーのような、柔らかな響きになります。
18 dB: Roland TB-303のフィルタに似た響きになります。
「Drive」スライダ: 「Resonance」パラメータの動作を変更します。これを使って、波形に歪みを加えることができます。「Drive」は実際には入力レベルコントロールであるため、フィルタをオーバードライブさせることができます。
「Key」スライダ: フィルタのカットオフ周波数変調にキーボードピッチ(ノート番号)が与える影響を設定します。
「Key」を0にすると、どのキーを押してもカットオフ周波数は変わりません。この場合、高音に比べ、低音の方が明るい響きになります。
逆に最大値に合わせると、カットオフ周波数がピッチに完全に追随し、相対的な比率(したがって明るさ)は常に同じになります。これは、高音の響きが明るく、ピッチが高い多くのアコースティック楽器の特性を反映しています。
「ADSR via Vel」スライダ: ドラッグして、エンベロープジェネレータによるフィルタのカットオフ周波数変調にノートベロシティが影響を与える度合いを設定します。MainStage ES1のエンベロープパラメータの概要を参照してください。
「Filter Boost」ボタン(拡張パラメータ領域): フィルタの出力が10デシベルほど上がります。これに対応して、フィルタの入力が10デシベルほど下がり、全体のレベルが維持されます。このパラメータは、「Resonance」に高い値を設定したときに特に便利です。MainStage ES1フィルタをオーバードライブさせるを参照してください。