iPhoneのヘルスケアデータの概要
ヘルスケアアプリには、iPhone、iPad、Apple Watchからのヘルスケア情報に加え、対応する他社製アプリと接続済みデバイスからのヘルスケア情報が安全に保存されます。また、身体測定値、症状、月経周期情報などのデータを手動で入力することもできます。
Siri: 対応しているモデルで、次のように言います。「心拍数は?」または「今日はどれだけ歩いた?」一部の言語や地域ではご利用いただけません。Siriを使う方法についてはこちらを参照してください。

iPhoneからのヘルスケアデータ
iPhoneでは、重要なヘルスケアデータとして、次を含むデータが自動的に保存、分析されます:
歩数、上った階段の数、その他の歩行データ: iPhone内蔵のセンサーが、歩いた歩数、上った階段の数、歩行速度などを記録します。「ヘルスケア」の「アクティビティ」カテゴリで、このデータのハイライト、トレンド、詳細をブラウズできます。
歩行データ: iPhoneには、歩行非対称性、歩行両脚支持時間などの重要な歩行の指標が保存されます。iPhoneをポケットに入れて歩いたり、腰につけて歩いたりしているうちに、これらの指標を使って歩行安定性が計算され、記録されていきます。このデータは「歩行」カテゴリでブラウズできます。また、歩行が不安定になり、今後12か月の間に転倒するリスクが高まった場合、通知を受けたり、ほかの人に通知を共有したりすることができます。
ヘッドフォンの音量: AirPods、EarPods、およびその他の互換性のあるヘッドフォンを接続すると、音量レベルの測定値が自動的に「ヘルスケア」に保存されます。このデータは「聴覚」カテゴリで確認でき、ヘッドフォンのリスニングの習慣を把握するのに役立ちます。
睡眠履歴: 「ヘルスケア」で睡眠スケジュールを設定すると、眠るつもりでベッドに横たわっている時間をiPhoneが推定します。このデータは「睡眠」カテゴリで確認でき、睡眠目標の達成に役立ちます。
医療機関によるヘルスケアレコード: 対応している医療機関から、アレルギー、病気やけが、使用中の薬などのヘルスケアレコードを自動的にダウンロードするように設定できます(一部の国や地域では利用できません)。これらの記録は「ヘルスケア」でブラウズできます。
Apple Watchからのヘルスケアデータ
iPhoneとApple Watchをペアリングすると、定期的な心拍数と血中酸素ウェルネスの測定値が自動的にApple Watchからヘルスケアに送信されます。「心臓」カテゴリと「呼吸」カテゴリでハイライト、トレンド、詳細をブラウズすることができます。Apple Watchを設定することで、以下のような追加情報を「ヘルスケア」に送信することもできます。
エクササイズの分数およびその他のアクティビティの指標: iPhoneの「ヘルスケア」の「アクティビティ」カテゴリで、これらの指標を確認することができます。
日光下の時間の履歴(Apple Watch SE第2世代、Apple Watch Series 6以降、すべてのApple Watch Ultraモデル): Apple Watchに搭載されている環境光センサーで、日光下でどのくらいの時間を過ごしたかが推定されます。iPhoneのヘルスケアの「その他のデータ」カテゴリで、詳細を確認することができます。
高心拍数または低心拍数、心肺機能レベルの低下(watchOS 7.2以降)、および不規則な心拍についての通知(一部の国や地域では利用できません): これらの通知については、「心臓」カテゴリで詳細を確認することができます。
環境の騒音レベルおよび大きな音についての通知: 環境の騒音については、「聴覚」カテゴリで詳細を確認することができます。
バイタルアプリでの夜間の健康指標: 心拍数、呼吸数、手首皮膚温、血中酸素ウェルネス、睡眠時間といった夜間の健康指標を確認して、毎日の健康状態の理解を深めることができます。複数の夜にわたってApple Watchを装着して就寝すると、それぞれの健康指標について通常範囲が確立されます。複数の指標が通常範囲を外れている場合は通知を受信し、関連すると思われる要因(服薬や疾患など)も表示されます。夜間のバイタル値については、「バイタル」カテゴリで詳細を確認することができます。
激しい転倒の履歴(Apple Watch SEおよびApple Watch Series 4以降): 「その他のデータ」カテゴリで、転倒した回数についての詳細を確認することができます。
Apple Watchからのヘルスケアデータについて詳しくは、「Apple Watchユーザガイド」のヘルスケア機能を使ってみる、日光下で過ごした時間、ノイズレベルを測定する、バイタルを記録する、転倒検出を管理するを参照してください。
その他のアプリやデバイスからのヘルスケアデータ
App Storeからダウンロードしたヘルスのアプリやフィットネスのアプリを設定する際には、画面上の指示に従って「ヘルスケア」とのデータ共有を許可してください。
血圧計や体重計などのデバイスからデータを保存する場合は、それぞれの機器の設定方法に従ってください。Bluetooth®デバイスはiPhoneとペアリングする必要があります。
注記: アプリとデバイスのヘルスケアデータへのアクセス権の変更はいつでも行うことができます。
手動で追加するデータ
月経周期、服薬、身体測定値などに関するデータは手動で入力できます。
月経周期に関する情報を追加する: 月経周期の情報を記録することで、周期や妊娠可能期間の予測を取得できます。「ヘルスケア」で月経周期の情報を記録するを参照してください。
薬、ビタミン剤、サプリメントを追加する: これらの項目を追加することで、服薬のリマインダーを表示したり、詳しい情報を確認したりできます。ヘルスケアで服薬を記録するを参照してください。
睡眠スケジュールを設定する: いつも就寝/起床する時刻をスケジュールして、睡眠目標の達成に役立てることができます。ヘルスケアで「睡眠」集中モードのスケジュールを設定するを参照してください。
メディカルIDに情報を追加する: 緊急のメディカルIDで、病気やけが、使用中の薬、緊急連絡先などの情報を提供できます。応急手当てにあたってくれる人(ファーストレスポンダー)やその他の人は、あなたのiPhoneがロックされている状態でも、この重要な情報をiPhoneで直接見ることができます。メディカルIDを設定して確認するを参照してください。
その他の「ヘルスケア」のカテゴリに情報を追加する: 「ヘルスケア」の右下にある「ブラウズ」をタップし、カテゴリをタップして、アップデートするデータの
をタップしてから、右上の「データを追加」をタップします。
重要: iPhone、iPad、Apple Watchは、医療機器ではありません。iPhoneの安全性に関する重要な情報を参照してください。