Logic Proでオーディオファイルにフェードを追加する

オーディオ・ファイル・エディタでは、オーディオファイルの全体または選択範囲に対してフェードインまたはフェードアウトを破壊的に追加できます。この変更によって、元のファイルは永続的に変更されます。

フェードイン: 選択範囲の開始位置のボリュームを0に設定します。フェードインは、選択範囲の長さだけ適用されます。
フェードアウト: 選択範囲の終了位置のボリュームを0に設定します。フェードアウトは、選択範囲の長さだけ適用されます。

フェードインまたはフェードアウトの時間は、オーディオファイル内の選択範囲によって決まります。

注記: Apple Loops、サラウンドファイル、またはFlex Pitchがオンになっているトラック上のリージョンでは、「フェードイン」と「フェードアウト」機能は使用できません。可能であれば、リージョンを所定の場所にバウンスして、作成されたオーディオファイルにフェードを追加します。また、フェードツールや、リージョンインスペクタの「フェードイン」および「フェードアウト」パラメータを使って、より柔軟で非破壊的なフェードを作成することもできます。

フェードインまたはフェードアウトを作成する

Logic Proで、オーディオファイルの一部を選択し、フェードインまたはフェードアウトを適用する領域の長さを指定します。
以下のいずれかの操作を行います:
- フェードインを作成するには: オーディオ・ファイル・エディタのメニューバーで「機能」＞「フェードイン」と選択します（またはControl+Iキーを押します）。
- フェードアウトを作成するには: オーディオ・ファイル・エディタのメニューバーで「機能」＞「フェードアウト」と選択します（またはControl+Oキーを押します）。

ヒント: 「無音」機能（Logic Proでオーディオファイルをトリムする/無音にするを参照）を使って無音パッセージからバックグラウンドにある不要なノイズを削除した場合は、無音の開始位置と終了位置にわずかなボリュームの段差が生じます。このような場合、信号の開始位置の前後を拡大表示して選択し、「フェードイン」機能を実行します。

フェードのカーブを調整する

Logic Proのオーディオ・ファイル・エディタのメニューバーで「機能」＞「設定」と選択して、「機能の設定」ウインドウを開きます。
「カーブ」値を編集し、フェードインまたはフェードアウトのカーブ形状を変更します。
S字カーブを作成したい場合は、「S字カーブ」チェックボックスを選択します。

これらの設定は、Logic Proの終了時に自動的に環境設定に保存され、すべてのプロジェクトに適用されます。

ヒント: メインウインドウのフェードツールには、柔軟で非破壊的なフェードオプションがあります。詳しくは、Logic Proでオーディオリージョンにフェードを作成するを参照してください。

ガイドをダウンロード:

Logic Proユーザガイド: Apple Books

Logic Pro音源: Apple Books

Logic Proエフェクト: Apple Books

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