iPad用Logic Proユーザガイド
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- オーディオリージョンのゲインを変更する
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- MIDIリージョンをSession Playerリージョンまたはパターンリージョンに変換する
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- Stem Splitterを使ってボーカルや楽器のステムを抽出する
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iPad用Logic ProのRandomizer MIDIプラグイン
Randomizerプラグインは、受信したMIDIイベントをリアルタイムでランダムにします。
Randomizerのパラメータ
「Event Type」ポップアップメニュー: ランダムにするMIDIイベントの種類を選択します。
「Input Range Low」および「Range High」スライダ/フィールド: 影響を受ける値の範囲の上限と下限を設定します。この範囲内にあるパラメータ値のみが処理されます。範囲外の値はプラグインを通過します。
注記: 下限の「Input Range Low」スライダの値を上限の「Range High」スライダよりも高く、またはその逆に設定できます。こうすると入力範囲での動作が逆になり、範囲内にあるイベントは処理されず、範囲外のイベントがランダマイズされるようになります。
「Probability」ノブ/フィールド: 設定した範囲内でイベントがランダマイズされる可能性を増加または減少させます。これは「Weight」のパラメータ設定に影響します。値を低くすると対象の範囲で値が変動する可能性が低くなり、値を高くすると可能性が高くなります。
「Random Amount」ノブ/フィールド: ランダマイズの度合いを設定します。
「Seed」スライダ: ランダマイズの開始点(シード)を指定します。
例えば、Randomizerプラグインを使用してピアノによるメロディをランダマイズするとします。ピアノパートをバウンスすると、ランダマイズしたメロディがオーディオファイルとして保存されます。「Seed」を「Random」に設定してソングを再度バウンスすると、2つのバウンスで異なるサウンドが得られます。両方のバウンスで「Seed」を特定の同じ値に指定すると、2つのバウンスは同じになります。
「Weight」ノブ/フィールド: ここに指定したイベントの値は優先的にランダマイズされます。このコントロールは「Probability」、「Input Range Low」、「Range High」、および「Random Amount」コントロールと連動して機能します。
左寄りに設定すると、低い値がランダマイズされる可能性が高まります。
右寄りに設定すると、高い値がランダマイズされる可能性が高まります。
中央の位置では、低い値と高い値のどちらにも比重が置かれず、値の範囲全体がランダムに変更されます。
「Output Offset」スライダ/フィールド: プラグインの(ランダムな)MIDI出力をオフセットします。オフセット値には負の値と正の値のどちらも指定できます。