Final Cut Proユーザガイド
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Final Cut Proで読み込み時にオーディオロールを割り当てる
デフォルトでは、メディアクリップ(ビデオ、オーディオ、または静止画像)をFinal Cut Proに読み込むと、既存のクリップメタデータが解析され、「ビデオ」、「タイトル」、「ダイアログ」、「ミュージック」、および「エフェクト」という5つのデフォルトロールのいずれかが各クリップのビデオコンポーネントとオーディオコンポーネントに割り当てられます。(厳密には、各ビデオコンポーネントおよびオーディオコンポーネントにデフォルトロールのいずれかのサブロールが割り当てられます。)
読み込み時のオーディオロールの割り当ては2つの方法で調整できます。1つは割り当てるロールを手動で設定する方法、もう1つはiXMLメタデータを含むメディアファイルの読み込み時にカスタムロールを自動的に作成する方法です。
読み込み時にオーディオファイルに自動的に割り当てられるロールを変更する
読み込み時にロールの自動割り当てプロセスを変更して、読み込む各オーディオコンポーネントに任意のロールを割り当てることができます。3つのデフォルト・オーディオ・ロールのいずれかまたは作成したカスタムロールを指定できます。この設定を有効にして読み込むと、指定したロールの個別のサブロールが各クリップの各コンポーネントに割り当てられます。
たとえば、ビデオプロジェクトで「フォーリー」サウンドエフェクトとして使用するために数百種類の自然音を個別のファイルに録音したとします。これらの録音ファイルには、メタデータが追加されていない場合、デフォルトでは「ダイアログ」ロールが割り当てられます。代わりに、読み込み時に各クリップにより適切な「エフェクト」ロールを割り当てることができます。
Final Cut Pro環境設定の「読み込む」パネルを開くには、「Final Cut Pro」>「環境設定」と選択して(またはCommand+カンマキーを押して)、「読み込む」をクリックします。
「オーディオロール」セクションで、「ロールを割り当てる」ポップアップメニューをクリックして、ロールを選択します。
注記:「ロールを割り当てる」ポップアップメニューは、「メディアの読み込み」ウインドウの右側にある「オーディオロール」セクションにも表示されます。このポップアップメニューには、デフォルトおよびカスタムのすべてのオーディオロールが表示されます。カスタムロールおよびサブロールの作成方法については、Final Cut Proでカスタムロールを作成するを参照してください。
ファイルを読み込みます。
読み込まれたクリップに、選択したロールが割り当てられます。(厳密には、読み込まれたクリップのコンポーネントに、選択したロールのサブロールが割り当てられます。)
この設定やその他の読み込みに関する環境設定は、「メディアの読み込み」ウインドウまたはFinal Cut Pro環境設定の「読み込み」パネルで変更できます。デフォルト設定に戻して、読み込み時にクリップにロールを自動的に割り当てるには、「ロールを割り当てる」ポップアップメニューをクリックして、「自動」を選択します。
iXMLメタデータを使ってファイルの読み込み時にカスタムロールを自動的に作成する
オーディオチャンネルに割り当てられたiXMLメタデータ・タグを使用して、読み込み時にカスタムサブロールを作成し、オーディオコンポーネントに割り当てることができます。
たとえば、制作プロセスで録音技師が録音のオーディオチャンネルを識別するために録音装置で「Boomマイク」および「Jessie lavマイク」と入力したとします。この録音をFinal Cut Proに読み込むと、iXML名を使用して「Boomマイク」および「Jessie lavマイク」という名前のサブロールが作成され、読み込まれたクリップの該当するオーディオコンポーネントにこれらのサブロールが割り当てられます。
iXMLデータは録音装置で追加するように設定できます。
録音装置に付属のマニュアルを参照してください。
録音装置で、ロールを割り当てる各オーディオチャンネルのロール名を入力して、録音を行います。
読み込み時にロールを自動的に作成するには、「Final Cut Pro」>「環境設定」と選択し(またはCommand+カンマキーを押し)、「読み込む」をクリックして、「オーディオロール」セクションで「iXMLトラック名がある場合は割り当てる」チェックボックスが選択されていることを確認します。
注記:「iXMLトラック名がある場合は割り当てる」チェックボックスは、「メディアの読み込み」ウインドウの右側にある「オーディオロール」セクションにも表示されます。
iXMLメタデータを含むファイルを読み込みます。
手順2で入力した名前のサブロールが作成され、読み込まれたクリップの該当するコンポーネントに割り当てられます。
ヒント:割り当てるロールを変更する方法とiXMLメタデータを使う方法を併用することもできます。例えば、割り当てるロールを「現場音」という名前のカスタムロールに設定し、「iXMLトラック名がある場合は割り当てる」を選択すると、読み込まれたクリップに「現場音」ロールが割り当てられ、iXMLトラック名と同じ名前のサブロールが作成されて、対応するオーディオコンポーネントに割り当てられます。これらはすべて読み込み時に自動的に行われ、以降の読み込み時にも適用されます。