Final Cut Proユーザガイド
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Final Cut Pro 10.4.9の新機能
Final Cut Pro 10.4.9には、以下で詳しく説明する新機能と機能強化が含まれています。
プロキシワークフローの改善
ライブラリ、イベント、またはプロジェクトのプロキシのみのコピーを作成すると、サイズが小さくなって持ち出しやすくなり、パフォーマンスが向上します。Final Cut Proでプロキシのみのプロジェクトを作成するを参照してください。
プロキシメディアは、オリジナルの12.5%〜100%のさまざまなフレームサイズと、Apple ProRes 422プロキシまたはH.264のいずれかの形式で作成できます。詳しくは、Final Cut Proで最適化されたファイルおよびプロキシファイルを作成するおよびFinal Cut Proの「読み込み」環境設定を参照してください。
プロジェクトの一部のクリップでプロキシメディアを利用できない場合は、オリジナルまたは最適化されたメディアを表示して再生するように選択できます。再生メディアの種類を選択するを参照してください。
クリップごとに、最適化されたファイルまたはプロキシファイルを削除できます。
ソーシャルメディア向けのツール
ソーシャルメディア向けに、プロジェクトを正方形や縦長のバージョンに変換できます。新しい「プロジェクトを別名で複製」コマンドを使えば、既存のプロジェクトからアスペクト比の異なる別バージョンを素早く作成できます。Final Cut Proで正方形または縦長のバージョンを作成するを参照してください。
異なるアスペクト比でプロジェクトの別バージョンを作成する場合、スマート適合を使えば、新しいプロジェクトでクリップの構図を自動調整できます。Final Cut Proのスマート適合で構図を調整するを参照してください。
プロジェクトでテキストやグラフィックスを配置するときに、オンスクリーンガイドとしてカスタムオーバーレイを追加することができます。Final Cut Proビューアにオーバーレイを表示するを参照してください。
新しいオーバースキャンビューを使うと、「変形」エフェクトを使ってクリップを拡大/縮小、回転、配置するときに、ビューアの枠外にあるメディアを表示できます。Final Cut Proでクリップをサイズ変更する/移動する/回転させるを参照してください。
360°ビデオの機能
360°ビューアでは、ステレオスコピックの360°ビデオの左目用と右目用のビューを同時に表示して編集できます。Final Cut Proで360°ビデオを表示する/360°ビデオ内を移動するを参照してください。
「360°パッチ」エフェクトを使って360°クリップの一部にパッチを適用すると、パッチイメージのみで個別の接続されたクリップを作成できます。360°パッチイメージのみで個別のクリップを作成するを参照してください。
360°ビデオで、ビデオの手ぶれ補正や、5.7Kおよび8Kのプロジェクト解像度を利用できるようになりました。
その他の注目すべき機能
メニューコマンドまたはキーボードショートカットを使って、隣接するクリップのオーディオに1ステップでクロスフェードを適用できます。Final Cut Proでオーディオをクロスフェードさせるを参照してください。
インスペクタに追加された新しいコントロールを使って、ISO、色温度、露出オフセットなどのProRes RAWカメラ設定を調整できます。
タイムラインの上部にある新しいポップアップメニューを使って、タイムラインで開かれているプロジェクトを閉じたりプロジェクト履歴を消去したりできます。Final Cut Proのプロジェクトを開く/閉じるを参照してください。
ブラウザのリスト表示では、最終変更日の順序にクリップやプロジェクトを並べ替えることができます。