
Apple Businessでソフトウェアアップデート構成を作成する
ソフトウェアアップデート構成を使用することにより、Macのオペレーティングシステムのアップデートを自動的にインストールすることができます。また、iPhone、iPad、Mac、Apple Vision Proデバイスのオペレーティングシステムのアップデートとアップグレードの両方を、すべて定期的に強制インストールすることも可能です。
重要: 2024年2月15日より前に作成されたソフトウェアアップデート構成も使用できますが、編集することはできません。
開始する前に
デバイスに対するソフトウェアアップデートを設定する前に、以下の情報を確認してください。
アップデートの種類
機能と登録方法
強制実行スケジュール
ユーザーに対する通知
アップデートの種類
Appleのオペレーティングシステムには、メジャーアップグレード(iOS 26、iPadOS 26、macOS 26など)とマイナーアップデート(iOS 26.3、iPadOS 26.3、macOS 26.3など)とを区別するために、バージョン番号の表記規則が設定されています。またmacOSには、「Tahoe」などの名前が設定されている場合もあります。アップグレードでは通常、前バージョンからの機能、ユーザーインターフェイス、全体的な外観の変更など、システムにとって重要な変更が適用されます。アップグレードはアップデートよりリリース頻度が低く、そのサイズの大きさのため、インストールに時間がかかる場合があります。また古いデバイスは、新しいソフトウェアに対応するための空き容量や処理能力がないため、アップグレードできない場合もあります。
アップデートは、より頻繁にリリースされるソフトウェアパッチで、現在のオペレーティングシステムの安全性や機能性を強化し、セキュリティやプライバシーの脆弱性からデバイスを保護するよう設計されています。アップデートでは、2番目の数字、場合によっては3番目の数字でバージョンが上がったことを示します。たとえば、iOS 26.1はiOS 26からのアップデートであることを意味します。
またアプリのアップデートもあり、ユーザーがApp Store経由または一括購入でインストールしたアプリや、セキュリティがアップデートされます。これには、システムファイル、Safari、XProtect、Gatekeeperなどが含まれます。
機能と登録方法
Apple Businessへのデバイス登録方法に応じて、特定の機能を利用できます。
機能 | 自動的なアップグレードとアップデート | ソフトウェアのアップグレードとアップデートの猶予時間 | ソフトウェアのアップグレードとアップデートの強制インストールの日時設定 |
|---|---|---|---|
デバイス登録 | Mac | Mac Apple Vision Pro | Mac Apple Vision Pro |
アカウントを基準としたデバイス登録 | Mac | Mac Apple Vision Pro | iPhone (以下のメモを参照) iPad (以下のメモを参照) Mac Apple Vision Pro |
自動デバイス登録 | Mac | iPhone iPad Mac Apple Vision Pro | iPhone iPad Mac Apple Vision Pro |
注記: iPhoneおよびiPadに対するソフトウェアのアップグレードとアップデートの強制インストールの日時設定は、監視を必要としません(一般的に監視は、設定と制限を詳細に管理できる組織所有デバイスを対象としています)。詳細については、「Appleプラットフォーム導入」の「Appleデバイスの監視について」を参照してください。
強制実行スケジュール
Apple Businessには、すべてのアップグレードとアップデートに対する可視性と強制性を実現するため、定期スケジュールを作成する2つのオプションが用意されています。
推奨スケジュール:Apple Businessでのデフォルト設定です。ユーザーには、アップグレードに関しては14日前、およびアップデートに関しては7日前に通知が表示されます。最終日の17:00 (デバイスの現地時間)に、アップグレードまたはアップデートが自動的にインストールされます。アップグレードやアップデートは、常にユーザーから見える状態になります。Apple Businessによる自動インストールを待つ代わりに、アップグレードやアップデートが利用可能になった時点で、ユーザーがインストールすることも可能です。
カスタムスケジュール:各アップグレードや各アップデートをユーザーに対して非表示にしておく時間、およびデバイスのアップグレードやアップデートを指示してから設定日時に自動インストールするまでの時間を設定できます。カスタムスケジュールは、「スケジュール」メニューを選択して設定します。
注記: アップデートは、強制インストールまでの猶予期間と実行時間を追加しない限り非表示にできません。
インストールのカウントダウンは、デバイスがその構成を正常に受信した後に始まります。構成の受信とは、その構成がブループリントに初めて割り当てられ、デバイスがApple Businessにチェックインしたときを指します。デバイスがオフラインの場合(電源がオフの場合など)は、デバイスの電源が入り、インターネットにアクセスし、Apple Businessへのチェックインを行い次第、カウントダウンが始まります。
猶予期間(任意)が経過すると、強制インストールのカウントダウンが始まります。たとえば、猶予期間が7日間、強制インストールまでが7日間に設定されている場合は、デバイスが構成を受信した14日後に自動インストールが実行されます。ただし、ユーザーはそれ以前にインストールを任意実行することもできます。構成を変更した場合は、デバイスがその構成を正常に受信した後に改めてカウントダウンが始まります。
Macでは、ラップトップが閉じている状態でもアップグレードとアップデートの有無がチェックされます。アップグレードやアップデートが利用可能になった場合は、ダウンロードされてインストールの準備が行われます。アップグレードやアップデートをインストールするには、Macラップトップのバッテリー残量が50%以上ある必要があります。
ユーザーに対する通知
アップグレードやアップデートの強制インストールのカウントダウンが始まると、その期限に関する通知がユーザーに表示されます。またこの通知は、「設定」(iPhone、iPad、Apple Vision Pro)や「システム設定」(Mac)にも表示されます。この通知には、すぐにインストールするオプションと、その夜にインストールするオプションが表示されます。ユーザーが、アップグレードやアップデートのインストールをすぐに開始しない場合は、「アップデートが利用可能」という通知が、期限の24時間前まで表示されます。その後、通知は1時間ごとに表示されます。期限の1時間前になると、通知が30分ごと、次に10分ごとに表示されるようになります。
ユーザーがこの通知を見逃さないようにするため、「おやすみモード」の設定は無視されます。これによってユーザーは、アップグレードやアップデートの最適な実行時間を選択できます。
デバイスがオフまたはオフラインになっていたため期限が切れてしまった場合は、デバイスが再度オンラインになった際に、アップデートの期限切れに関する通知がオペレーティングシステムに表示され、1時間以内にアップグレードまたはアップデートが試行されます。
強制インストール期限(デバイスの現地時間)の前にユーザーがアップグレードやアップデートをインストールしなかった場合は、以下の処理が実行されます。
iOS、iPadOS、visionOSがユーザーに、パスコードの入力(設定されている場合)を指示します(すでに入力されている場合を除く)。
macOSでは、開いているアプリがすべて強制終了して再起動します(必要な場合)。
注記: Macでは、これによってデータが消失する場合もあります。
ソフトウェアアップデート構成を作成する
Apple Businessで、デバイス構成の作成、編集、削除権限を持つ役割のユーザーとしてサインインします。
役割と権限を確認するには、「役割と権限について」を参照してください。
「すべての構成」を選択し、「ソフトウェアアップデート」
の横にある「追加」
を選択してから、構成の名前を入力します。アップグレードとアップデートに対して「推奨」または「カスタム」を選択します。
以下の表で、オペレーティングシステムに関する要件とその説明を確認してください。
アップデートの構成と種類
サポートされているオペレーティングシステムの最小要件
説明
自動アップデート:オンにすると以下が実行されます。
アップグレード
更新
アプリのアップデート
セキュリティアップデート
macOS 12.0.1
macOS 12.6以前を搭載したデバイスで、このオプションを「すべてのアップデートを自動的にインストールする」オプションを選択せずに使用した場合、ユーザーは「システム環境設定」>「ソフトウェアアップデート」で「macOSアップデートをインストール」、「App Storeからのアプリケーションアップデートをインストール」、「システムデータファイルとセキュリティアップデートをインストール」を個別に変更できません。ユーザーは、「Macを自動的に最新の状態に保つ」の設定を選択することでのみ、これらの設定を変更できます。
推奨スケジュール
以下がインストール可能になった後に、強制インストールされるまでの猶予期間
アップグレード
更新
iOS 17
iPadOS 17
macOS 14
ユーザーには、アップグレードに関しては14日前、およびアップデートに関しては7日前に通知が表示されます。最終日の17:00 (デバイスの現地時間)に、アップグレードまたはアップデートが自動的にインストールされます。
カスタムスケジュール
以下の強制インストールの日時を設定します。
アップグレード
更新
iOS 17
iPadOS 17
macOS 14
オペレーティングシステムのアップグレードやアップデートの強制インストールの日時を選択します。選択した日時(デバイスの現地時間)までにユーザーがアップグレードやアップデートをインストールしなかった場合は、アプリが終了して再起動し、アップグレードやアップデートが自動的にインストールされます。
カスタムスケジュール
以下がインストール可能になるまでの期間:
アップグレード
iOS 17
iPadOS 17
macOS 14
アップグレードを非表示にし、その後にユーザーに通知されてインストール可能になるまでの日数を選択します。
カスタムスケジュール
以下がインストール可能になった後に、強制インストールされるまでの猶予期間
アップグレード
iOS 17
iPadOS 17
macOS 14
アップグレードがユーザーに表示された後に自動的にインストールされるまでの日数を選択します。
カスタムスケジュール
以下がインストール可能になるまでの期間:
更新
セキュリティアップデート
iOS 17
iPadOS 17
macOS 14
オペレーティングシステムとセキュリティのアップデートを非表示にし、その後にユーザーに通知されてインストール可能になるまでの日数を選択します。
カスタムスケジュール
以下がインストール可能になった後に、強制インストールされるまでの猶予期間
更新
セキュリティアップデート
iOS 17
iPadOS 17
macOS 14
オペレーティングシステムとセキュリティのアップデートがユーザーに表示された後に自動的にインストールされるまでの日数を選択します。
「保存」を選択します。