Apple Watchで転倒検出を管理する
転倒検出がオンになっていると、激しい転倒が検出された場合にApple Watchが緊急通報サービスに通知でき、緊急連絡先にも知らせることができます。
注記: 転倒してもApple Watchで検知されない可能性はあります。強い衝撃があるアクティビティが、Apple Watchでは転倒として検出され、転倒検出がトリガーされる可能性もあります。
転倒検出の仕組み
Apple Watchは、勢いよく転倒したことを検出すると、手首をタップしてアラームを鳴らし、通知を表示します。

反応できる場合: 助けが必要でない場合は、「大丈夫です」をタップします。緊急通報サービスが必要な場合は、「緊急通報」スライダを右にドラッグします。Apple Watchから緊急通報サービスに電話をかけ、応答者と話すことができます。
緊急通報サービスが必要でないのに電話がかけられた場合、電話を切らないでください。相手が応答するまで待ってから、助けは必要ないことを説明してください。
反応できない場合: Apple Watchは、60秒以上動きがないことを検知すると30秒間のカウントダウンを開始し、その間、手首をタップして通知音を鳴らします。通知音は次第に大きくなるので、自分や周囲の人に聞こえます。緊急通報サービスに電話をかけたくない場合は、「キャンセル」をタップします。
カウントダウンが終了すると、Apple Watchは自動的に緊急通報サービスへの連絡を試みます。電話がつながると、Apple Watchは、勢いよく転倒したことが検出されたことを緊急通報サービスに伝え、緯度と経度の座標で現在地を共有するオーディオメッセージを再生します。緊急通報サービスと、メディカルIDも共有されます(あなたのメディカルIDに対して「緊急電話中に共有」をオンにした場合)。初めてメッセージが再生されるときにオーディオは最大音量になりますが、その後、音量が下げられるため、あなたや周囲の人が応答者に話しかけることができます。メッセージの再生は、「録音メッセージを停止」をタップするか、通話が終了するまで続けられます。
注記: 緊急通報サービスに連絡するには、Apple Watchまたは近くのiPhoneで、モバイルデータ通信、またはインターネット接続によるWi-Fi通話を利用できる必要があります。
モバイルデータ通信の圏外やWi-Fiの通信範囲外にいるオフグリッドの場合、Apple Watchは衛星経由で緊急通報サービスへの連絡を試みます。(Apple Watch Ultra 3またはiPhone 14以降とペアリングしたその他のApple Watchモデルが必要です。一部の国や地域ではご利用いただけず、特定の国または地域で販売されたApple Watch Ultra 3またはiPhoneモデルでは提供されていません。)
通報終了後、Apple Watchはあなたの緊急連絡先にメッセージを送信して、あなたの場所と、勢いよく転倒したことが検出されたので緊急通報サービスに連絡したことを伝えます。

転倒検出を設定する
Apple Watchで設定アプリ
を開きます。
「SOS」をタップし、「転倒検出」をタップしてから、「転倒検出」をオンにします。
または、iPhoneでApple Watchアプリを開き、「マイウォッチ」>「緊急SOS」とタップしてから、「転倒検出」をオンにすることもできます。
注記: Apple Watchで手首検出をオフにした場合は、Kappaイベントが検知されたあとでも、緊急通報サービスへの通話が自動的に試みられません。
転倒を常時検出してもらう場合は「常にオン」を、ワークアウトを開始したあとにのみ転倒を検出する場合は「ワークアウト中のみ」を選択します。
18歳から55歳までの場合は、watchOS 8.1以降を搭載した新しいApple Watchを設定すると、ワークアウト中のみ転倒検出が自動的にオンになります。既存のApple Watchを旧バージョンのwatchOSからアップグレードした場合は、「ワークアウト中のみオン」機能を手動でオンにする必要があります。
ペアリングされているiPhoneで、ヘルスケアアプリを開き、健康に関する重要な情報と緊急連絡先を指定してメディカルIDを設定してから、「緊急電話中に共有」をオンにします。
「iPhoneユーザガイド」の「メディカルIDを設定して確認する」を参照してください。