MainStageユーザガイド
- ようこそ
-
- 「編集」モードの概要
-
- チャンネルストリップの概要
- チャンネルストリップを追加する
- チャンネルストリップ設定を変更する
- チャンネルストリップのコンポーネントを設定する
- シグナル・フロー・チャンネル・ストリップを表示する
- メトロノームチャンネルストリップを非表示にする
- チャンネルストリップのエイリアスを作成する
- パッチバスを追加する
- チャンネルストリップのパンまたはバランス位置を設定する
- チャンネルストリップのボリュームレベルを設定する
- チャンネルストリップをミュートする/ソロにする
- マルチ音源出力を使用する
- 外部MIDI音源を使用する
- チャンネルストリップを並べ替える
- チャンネルストリップを削除する
-
- 「チャンネル・ストリップ・インスペクタ」の概要
- チャンネルストリップ設定を選択する
- チャンネルストリップの名前を変更する
- チャンネルストリップのカラーを変更する
- チャンネルストリップのアイコンを変更する
- チャンネルストリップでフィードバック保護を使用する
- ソフトウェア音源チャンネルストリップのキーボード入力を設定する
- 個別のソフトウェア音源をトランスポーズする
- MIDIメッセージをフィルタリングする
- チャンネルストリップのベロシティをスケーリングする
- Hermode Tuningを無視するようにチャンネルストリップを設定する
- コンサートレベルおよびセットレベルのキー範囲を上書きする
- チャンネル・ストリップ・インスペクタでチャンネルストリップにテキストノートを追加する
- オーディオをセンドエフェクト経由でルーティングする
- グラフを操作する
- コントローラのトランスフォームを作成する
- 複数のコンサートでパッチやセットを共有する
- コンサートのオーディオ出力を録音する
-
- エフェクトの概要
-
- 音源: はじめに
MainStageのSculptureの拡張パラメータ
Sculptureには追加パラメータが用意されており、これらのパラメータはインターフェイスの左下にある開閉用矢印ボタンをクリックすると表示されます。
拡張パラメータ
「MIDI Mono Mode」ポップアップメニュー: 「Off」、「On (with common base channel 1)」、または「On (with common base channel 16)」を選択します。
どちらのモードでも、各ボイスが異なるMIDIチャンネルでデータを受信します。各ボイスのチャンネルでは、ピッチベンド、アフタータッチ、モジュレーションホイール、「Vib Depth Ctrl」、「Ctrl A/Ctrl B」の割り当てメッセージがサポートされます。SculptureのMIDIコントローラを定義するを参照してください。ベースチャンネルで送信されるコントローラメッセージとMIDIメッセージは、すべてのボイスに影響を及ぼします。
「Mono Mode Pitch Range」スライダ: 0から96の範囲で値を設定します。
選択したピッチベンド範囲は、共通ベースチャンネル以外のすべてのチャンネルで受信された個別のノートのピッチ・ベンド・メッセージに影響を及ぼします。デフォルトは半音48個です。これはiOS用GarageBandのピッチモードのキーボードと互換性があります。MIDIギターを使用する場合は、ギターからMIDIへの信号コンバータのほとんどがデフォルトで半音24個の範囲を使用するため、この範囲を選択することをおすすめします。
「Render Mode」ポップアップメニュー: 「Basic」、「Extended」、または「High Definition」のモードを選択します。
Sculptureの弦モデルは、おおむねばねと質量(おもり)の連鎖と見なすことができます。要素(質量)の最大数は「Resolution」スライダで設定されます。「Resolution」スライダは、ピッチ、剛性、ピッチベンド範囲の各設定と連動して、実際に使われる倍音の数を自動的に設定します。Sculptureのこの弦モデルは、特に弦と複数のオブジェクトやより大きなオブジェクトとの相互作用においては、一般的なウェーブガイドモデルよりも優れています。この柔軟な弦モデルには、倍音が基音の整数倍をやや下回るために、剛性のない弦では倍音が徐々に不協和になっていくという特性があります。
「Render Mode」の各オプションによって、使用可能な要素の数や処理方法を変更できます。
Basic: 要素の最大数を100に設定する場合に選択します。非常に高いキースケール用にヘッドスペースがいくらか確保されます。多くのサウンドタイプに適していて、ほかのレンダリングモードよりも処理負荷が小さくなります。振動モード数と要素数には直接的な相関関係があるため、単一のボイスのスペクトル内には最大99の倍音が存在することになります。例えば、100 Hzのベース音(弦の剛性なし)では最高の倍音が10 kHz付近になるため、倍音列の聴覚的に不協和な上3分の1のうち、可聴周波数帯域に入る部分が多くなります。
Extended: 要素の最大数を1000に設定する場合に選択します。「Resolution」スライダと、ピッチ、剛性、ピッチベンド範囲の各設定が連動して、使われる要素(倍音)の数に影響します。このモードでは、すべての倍音の周波数がサンプリング周波数の半分以下になるまで、可聴不協和倍音の数が自動的に減少します。
High Definition: 要素の最大数を1000に設定し、2倍の内部オーバーサンプリングも有効にする場合に選択します。この場合、周波数のヘッドスペースが広がり、倍音が増えます。「Resolution」スライダと、ピッチ、剛性、ピッチベンド範囲の各設定が連動して、使われる要素(倍音)の数に影響します。このモードでは、2倍の周波数で動作するため「Extended」モードよりもプロセッサの負荷がかなり大きくなり、同じノートピッチの弦あたりの要素数を増やすことができます。