Motionで、「ファイル」＞「プロジェクトブラウザから新規作成」と選択します（またはOption＋Command＋Nキーを押します）。
「プロジェクトブラウザ」で、「Final Cutタイトル」をクリックしてから、「プリセット」ポップアップメニューをクリックしてプロジェクトのサイズを選択します。
オプション: 「プリセット」ポップアップメニューで「カスタム」を選択してから、プロジェクトの情報を選択します。
Final Cut Proの色空間に自動的に適合するテンプレートを作成するには、「色処理」ポップアップメニューで「自動」を選択します。
重要: 必ず、Final Cut Proプロジェクトで使用する予定の最も高い解像度のテンプレートを作成してください。4K専用のテンプレートを作成する場合は、Final Cut Proのメディアブラウザで検索ボタンをクリックし、4Kプロジェクト専用のテンプレートのみを表示することができます。Motionでテンプレートの解像度を設定するを参照してください。
「開く」をクリックします（またはReturnキーを押します）。
テキストレイヤー（「テキストをここに入力」）とプレースホルダのレイヤー（「タイトルの背景」）という2つのレイヤーが含まれている、新しい名称未設定のMotionプロジェクトが開きます。
「タイトルの背景」プレースホルダに参照用のイメージを追加して作業をプレビューするには、以下のいずれかの操作を行います:
- ツールバーで「読み込む」をクリックし、ダイアログからキャンバス内のプレースホルダの矢印に（または「レイヤー」リストの「タイトルの背景」レイヤーに）静止画像をドラッグします。
- Finderまたは「ライブラリ」からキャンバス内のプレースホルダの矢印に（または「レイヤー」リストの「タイトルの背景」レイヤーに）静止画像をドラッグします。
  必ず、ポインタがプレースホルダ（キャンバス内の矢印または「レイヤー」リスト内の「トランジション」レイヤー）の上にあるときにマウスボタンを放してください。放す場所を誤ると、プレースホルダのレイヤーにドラッグできない新しいレイヤーが作成されます。
  イメージが「タイトルの背景」レイヤーに追加され、キャンバス内の下向きの矢印のグラフィックと置き換わります。このイメージは、作成中のエフェクトをプレビューするために使われる一時的なメディアです。Final Cut Proタイトルでは使用されませんが、「タイトル」ブラウザアイコンでは表示されます。イメージを消去するには、テンプレートプレースホルダからメディアを消去するを参照してください。
  参照用イメージの使い方について詳しくは、Motionでテンプレートにプレースホルダイメージを使用するを参照してください。
必要に応じてテキストを変更し、アニメーション、フィルタ、テキストビヘイビアなどのエフェクトを追加してカスタムタイトルを作成します。
ユーザはテキストをFinal Cut Proで変更できるため、Motionでデフォルトのテキスト（「テキストをここに入力」）を変更する必要はありません。「テキスト」インスペクタ、「フィルタ」インスペクタ、「ビヘイビア」インスペクタ、および「情報」インスペクタでパラメータを調整したりアニメートしたりして、印象的なタイトルシーケンスを作成できます。テキストの使いかたについて詳しくは、Motionの基本的なテキストの概要およびMotionでアニメートするテキストの概要を参照してください。
オプション: シェイプ、3Dオブジェクト、ペイントストローク、パーティクルなどの新しいレイヤーを追加して変更します。
これらの新しいグラフィックスは、最終的にFinal Cut Proのクリップ上で合成され、エフェクトから切り離すことができなくなります。
Final Cut Proのユーザに特定のパラメータの変更を許可するには、アクセスできるようにしたい各パラメータの「アニメーション」ポップアップメニューから「公開」を選択します。
パラメータを公開すると、カスタムタイトルをクリップに追加したときに、Final Cut Proインスペクタでユーザインターフェイスのコントロール（スライダ、チェックボックス、またはダイヤル）を使用できるようになります。公開されたパラメータは、Final Cut Proで調整したりキーフレーム設定したりできます。Motionでテンプレートにコントロールを追加するを参照してください。テキストパラメータの公開に固有の情報については、Motionでテンプレートのテキストコントロールを公開するを参照してください。
注記: テンプレートの「色処理」を「Standard Gamut SDR」または「Wide Gamut HDR」に設定する場合は、（「プロジェクトの情報」インスペクタで）「FCP色空間を上書き」を選択して、エフェクトがFinal Cut Proタイムラインに適用される際に、Final Cut Proライブラリの色処理設定の内容にかかわらず同じ外観が確実に維持されるように指定できます。「色処理方法を設定する」を参照してください。
オプション: 作成したカスタムタイトルに満足できたら、テンプレートからプレビューイメージを削除できます。これには、「エフェクトソース」レイヤーを選択してから、「イメージ」インスペクタで「消去」ボタンをクリックします。
一時的なイメージは削除され、テンプレートの「メディア」フォルダには保存されません。MotionでFinal Cut Proテンプレートが保存される場所
「ファイル」＞「保存」と選択してから、以下の操作を行います:
1. 保存ダイアログで、テンプレートの名前を入力します。
  名前を指定しないと、テンプレートはFinal Cut Proの「タイトル」ブラウザに「新規テンプレート」と表示されます。
2. 「カテゴリ」ポップアップメニューでカテゴリを選択します。
  独自のカテゴリを作成することもできます。カテゴリは、エフェクトがMotionの「プロジェクトブラウザ」とFinal Cut Proの「タイトル」ブラウザにどのように整理されるかを表します。また、カスタムカテゴリもこれらのブラウザに表示されます。
3. 必要に応じて、「テーマ」ポップアップメニューでテーマを選択します。
  テーマは作成することもできます。テーマは、Motionの「プロジェクトブラウザ」とFinal Cut Proのブラウザに表示されます。テーマはメタデータ・タグで、さまざまなテンプレートを1つのファミリーとして整理するときに役立ちます。たとえば、トランジション、エフェクト、タイトルのグループなど、複数の異なるテンプレートタイプを同じプロジェクトで使用する場合があります。
4. プロジェクト内で使用されていないメディア（「メディア」リスト内のメディアやオーディオのうち、テンプレートで使用されていないが、後でテンプレートに含める可能性があるもの）を保持するには、「使用していないメディアを含める」を選択します。
  テンプレート関連のファイルを保存する場所については、MotionでFinal Cut Proテンプレートが保存される場所を参照してください
5. Motionの「プロジェクトブラウザ」にプレビュームービーを表示したい場合は、「プレビュームービーを保存」を選択します。
「公開」をクリックします。
テンプレートと残りのメディアが保存され、Final Cut Proの「タイトル」ブラウザに書き出されます。参照用のイメージを削除しなかった場合は、そのイメージがFinal Cut Proの「タイトル」ブラウザでテンプレートのサムネールとして表示されます。

Final Cut Proでタイトルを適用する

Final Cut Proウインドウの左上隅にある「タイトルとジェネレータ」ボタンをクリックします。
サイドバーで「タイトル」をクリックし、追加するタイトルを見つけます。
以下のいずれかの操作を行います:
- タイムライン内の合成したいクリップの上にタイトルをドラッグします。
  マウスボタンを放すと、タイトルがクリップに固定され、クリップが背景として使用されます。タイトルはタイムライン内の複数のクリップにまたがってもかまいません。「タイトルの背景」プレースホルダにはこれらのクリップが設定され、Motionのプレースホルダに適用されていた変形やフィルタなどのエフェクトが継承されます。
- タイトルをメインのタイムラインの空の領域内にドラッグします。
  マウスボタンを放すと、タイトルがスタンドアロンの（ビデオクリップと合成されていない）タイトルクリップとして追加されます。タイトルエフェクトに「タイトルの背景」プレースホルダが含まれている場合、プレースホルダは無視され、背景クリップを指定することはできません。イン点およびアウト点をドラッグすると、タイトルの継続時間が増減します。

Final Cut Proでのタイトルの操作について詳しくは、「Final Cut Proユーザガイド」を参照してください。

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Motionユーザガイド

Motionでタイトルテンプレートを作成する

新しいタイトルテンプレートを作成する

Final Cut Proでタイトルを適用する