
Logic Proのマルチ・モノラル・エフェクト
ネイティブのプラグイン(モノラル、ステレオ、サラウンド)のプラグインウインドウには、そのプラグインのすべてのチャンネルに均等に影響するパラメータとコントロールを表示するエフェクトパネルが1つあります。
ネイティブのサラウンドフォーマット(5.1や7.1.4など)で使用できないエフェクトプラグインは、マルチ・モノラル・モードでサラウンド・チャンネル・ストリップに挿入できます。その場合はLogic Proでそのプラグインが複数回読み込まれます。これを複数のインスタンスと呼びます。各インスタンスはモノラルまたはステレオのチャンネルを表します。プロジェクトのサラウンドフォーマットに合わせて、プラグインで必要な数のステレオおよびモノラルのインスタンスが自動的に提供されます。チャンネルストリップでプラグインボタンをクリックすると、プラグインウインドウが1つだけ表示されますが、複数のインスタンスを操作するための機能が追加されます。
マルチ・モノラル・モードでプラグインを挿入した場合、各プラグインインスタンスのエフェクトパラメータを個別に、またはまとめて調整できます。例えば、Channel EQプラグインでは、センターチャンネルで高周波数のブーストを適用しながら、ほかのチャンネルには影響しない方法で、LFEチャンネルの周波数を減衰させることができます。

マルチ・モノラル・モードで読み込まれたプラグインでは、プラグインヘッダが拡張され、さまざまなチャンネルボタンや「カップル」ボタンが表示されます。また、グループを作成するためにプラグインウインドウを別のパネルに切り替える設定ボタン もあります。詳しくは、Logic Proでマルチ・モノラル・エフェクトを設定するを参照してください。
チャンネルボタンのラベルを見れば、エフェクトインスタンスがステレオとモノラルのどちらで読み込まれているかが分かります。ハイフン(–)で結ばれたチャンネルはステレオインスタンスとして、縦長のバー(|)で区切られているチャンネルはモノラルとして読み込まれています。
L-R|Ls-Rs|C: 左右のステレオ、左右のサラウンドステレオ、センターのモノラルを示します。
L-R|Rs|C(左サラウンドのボタンが別途表示): 左右のステレオ、右のサラウンドモノラル、センターのモノラルを示します。
L-R、C、Ls-Rs(3つのボタンが表示): 左右のステレオ、センターのモノラル、左右のサラウンドステレオを示します。
「カップル」ボタン: 有効にすると、1つのパネルで行ったパラメータの変更が、ほかのパネルの同じパラメータにも適用されます。
各エフェクトパネルは、各チャンネルまたはチャンネルのグループに対応する独立したエフェクトユニットに該当します。ボタンごとに異なるパラメータ設定が含まれます。
各チャンネルボタンをクリックするとパネルの表示が変わり、特定のチャンネルまたはチャンネルのグループのプラグインパラメータの設定が表示されます。各パネルのパラメータ値は、プラグイン設定の保存時に記憶されます。
サイドチェーンとサラウンドエフェクト
サイドチェーンに対応したプラグインを挿入する場合は、サイドチェーンのソース(プラグインのヘッダで選択)がすべてのサラウンドインスタンスにルーティングされます。
グループ化されたプラグインインスタンスの検出回路はリンクされており、1つのユニットとして反応します。このため、空間的なサラウンドイメージが歪んだり変形したりすることはありません。
注記: これは、サイドチェーンの入力が選択されていない場合も同様です。この場合は、グループの個々の入力を合わせたものが、リンクされた検出回路に送られ、これがサイドチェーンのソースの役割を果たします。