Mac用Final Cut Proユーザガイド
- ようこそ
- 新機能
-
- 用語集
- 著作権および商標
Mac用Final Cut Proのライブラリとは?
Final Cut Proでは、ライブラリで作業を整理します。ライブラリでは同じ場所に複数のイベントとプロジェクトを含めることができます。Final Cut Proをはじめて開くと、「ムービー」フォルダにライブラリファイルが作成されます。新しいプロジェクトまたはイベントを作成すると、それらはアクティブなライブラリに自動的に取り込まれます。ライブラリはすべてのメディアファイル、編集内容、および関連付けられたメタデータを追跡します。

一度に複数のライブラリを開いておくことができ、ライブラリ間でイベントやプロジェクトを簡単にコピーできます。これによって、メディア、メタデータ、および作品を別のシステムにすばやく簡単に移動でき、移動先での作業や複数の編集者による作業、アーカイブ作成に役立ちます。ライブラリは必要に応じて開いたり閉じたりできます。
ライブラリの操作にあたっては、以下の概念を理解しておくことが重要です。
管理対象メディアと外部メディア
メディアファイルとは、プロジェクトの作成に使用する生素材のことです。メディアファイルは、Macまたはストレージデバイス上のビデオファイル、オーディオファイル、静止画像ファイル、グラフィックスファイルであり、ビデオカメラまたは記録装置から転送した素材や、コンピュータ上で作成した素材などがあります。メディアファイルには、複数のビデオコンポーネントおよびオーディオコンポーネントが含まれる場合があります。メディアファイル、特にビデオファイルは非常に大きくなる傾向にあるので、多くの素材を使用するプロジェクトでは、1つ以上の大容量ストレージデバイスが必要です。
特定のライブラリに読み込んだメディアはライブラリ内部に保存され、管理対象メディアと呼ばれます。また、接続されているストレージデバイス上の任意の場所にメディアを読み込むかコピーして、外部メディアとしてライブラリにリンクさせることもできます。共有ストレージ上にあるこの外部メディアには複数のユーザが簡単にアクセスできます。
管理対象メディアは、アクセスを共有したい場合にいつでも外部メディアにすることができます。また、外部メディアを管理対象メディアとしてライブラリ内にまとめれば、移動やアーカイブ作成が簡単になります。プロジェクトとライブラリを統合するを参照してください。
自動生成メディア
レンダリングファイル、最適化されたファイル、プロキシファイル、および解析ファイルはすべて自動生成メディアと見なされます。これらのファイルは、元のメディアが読み込まれた後にバックグラウンドで作成されるからです。自動生成メディアはFinal Cut Proライブラリ内または定義した外部の場所に保存できます。例えば、多数のメディアを効率よく整理するために、自動生成メディアをライブラリの外部のSANまたはストレージデバイスに配置できます。ストレージの場所を設定するを参照してください。
ライブラリのサイズを小さくするために、またはライブラリをよりすばやく移動、コピー、アーカイブできるように、すべての自動生成メディア(プロキシファイル、最適化されたファイル、レンダリングファイル)を1手順で削除できます。最適化されたファイルおよびプロキシファイルを作成するおよびレンダリングファイルを管理するを参照してください。
注記: デフォルトでは、ライブラリ間でプロジェクトをコピーしても、関連付けられたプロキシファイル、最適化されたファイル、およびレンダリングファイルはコピーされません。これらのファイルはすぐに再生成できるからです。ただし、プロジェクトを別のライブラリにコピーするときにプロキシメディアや最適化されたメディアを含めるかを選択できます。
メディアファイルとクリップ
Final Cut Proライブラリのイベントにメディアを読み込むと、ソース・メディア・ファイルを表すクリップがブラウザに表示されます。大規模なイベントには多数のクリップが含まれる場合があります。
クリップはメディアを表しますが、メディアファイルそのものではありません。プロジェクト内のクリップは、Macまたはストレージデバイス上のソース・メディア・ファイルを参照(リンク)するだけです。クリップを変更するときは、メディアファイルそのものを変更するのではなく、プロジェクト内のクリップの情報を変更することになります。Final Cut Proでクリップに適用する変更は元のメディアにはまったく影響しないので、これを非破壊編集と言います。クリップの一部をトリミングまたは削除すると、その部分はプロジェクトから削除されるだけで、ライブラリのクリップおよびMacまたはストレージデバイス上のソース・メディア・ファイルからは削除されません。
