Final Cut Proユーザガイド
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Final Cut Pro 10.0.6の新機能
Final Cut Pro 10.0.6には、以下で詳しく説明する多くの新機能と機能強化が含まれています。
マルチチャンネルオーディオの詳細編集
Final Cut Proでは、オーディオチャンネルがクリップでのチャンネルの構成に従って自動的にオーディオコンポーネントにグループ化されます。クリップのオーディオ部分を展開して、オーディオコンポーネントを個別のチャンネルのレベルまで表示および編集できるようになりました。オーディオコンポーネントをさまざまな方法で編集できます。たとえば以下のことができます:
音量とパンを調節する。
オーディオコンポーネント内の範囲を無効にするか、削除して、不要なサウンドをすばやく消去する。
オーディオエフェクトを適用する、調整する。
マルチカムクリップのオーディオコンポーネントを有効または無効にする。
詳しくは、Final Cut Proのオーディオ編集の概要を参照してください。
共有と書き出しの効率化
Final Cut Pro 10.0.6では、完成した作品をより簡単かつ柔軟に共有できます。出力先(あらかじめ構成された書き出し設定のセット)を使うと、プロジェクトやクリップを共有Webサイトにすばやく公開したり、iPadやiPhoneでの視聴用に書き出したり、ディスクを作成したりできます。Final Cut Proにはさまざまな出力先が用意されており、出力先を変更したり、新しい出力先を作成したりすることもできます。
よりシンプルで効率的になった共有ワークフローには、以下の改良点があります:
カスタマイズした出力先で簡単に設定できる、簡素化および統合されたメニュー
複数の出力フォーマットや出力先に一度に共有できる再利用可能な出力先バンドル
プロジェクトおよびクリップのメタデータの自動共有。共有されたメタデータのカスタマイズも可能
YouTubeなどのビデオ共有Webサイトでの複数アカウントのサポート
GPUおよびバックグラウンド処理の使用により、共有と書き出しの処理を高速化
詳しくは、Final Cut Proでのプロジェクトの共有の概要を参照してください。
読み込み機能の統合
簡単で使いやすくなった新しい「メディアの読み込み」ウインドウに読み込み機能が統合され、読み込みに必要なすべての操作を1個所で実行できるようになりました。Final Cut Pro 10.0.6では、接続されているカメラとデバイス(ファイルベースとテープベースの両方)専用の領域が用意されています。また、新しい「よく使う項目」セクションでは、Macまたは外部ストレージデバイスからのファイル読み込みによく使うフォルダを追加できます。そのほか、メタデータが複数列で表示されるリスト表示、ファイルベースのカメラから読み込むときの個々のクリップ内での複数の範囲選択、高度なアーカイブ管理ツールなどの読み込み機能が追加されています。
詳しくは、Final Cut Proでのメディアの読み込みの概要を参照してください。
デュアルビューア
メインのビューアの隣に、独立したビデオディスプレイであるイベントビューアを表示できます。イベントビューアとビューアの両方を開いて、ブラウザのクリップとタイムラインのクリップを同時に表示できます。それぞれのビデオスコープが表示されます。
詳しくは、Final Cut Proのイベントビューアでメディアを再生するを参照してください。
REDCODE RAW (R3D) のネイティブサポート
Final Cut Pro 10.0.6では、REDCODE RAW (R3D) ファイルがネイティブサポートされます。REDファイルを直接読み込み、Final Cut Pro内で非破壊のRAW設定調整を行って、それらの調整をメタデータとして保存できます。これにより、REDCODE RAWソースファイルに含まれるフルラチチュードおよびダイナミックレンジを最大限に活かすことができます。
詳しくは、REDCODE RAWファイルをFinal Cut Proに読み込むを参照してください。
範囲選択の改善
ブラウザのクリップに設定した開始点と終了点が、ほかの場所をクリックしても解除されなくなりました。さらに、1つまたは複数のクリップ内で複数の範囲選択ができます。
詳しくは、Final Cut Proで範囲を選択するおよびFinal Cut Proのブラウザで複数の範囲を設定するを参照してください。
その他の注目すべき機能
DVD、Blu-rayディスク、QuickTime Player、およびAppleデバイス向けの出力にチャプタマーカーおよびチャプタマーカーのサムネールを追加して、チャプタとそれを表すポスター・フレーム・イメージをFinal Cut Pro内で直接準備できます。Final Cut Proのチャプタマーカーを追加するを参照してください。
新しい「パラメータをペースト」ウインドウによって、クリップ間でエフェクトやその他の設定を簡単にコピーできます。
キーボードショートカットですばやく簡単にフリーズフレームを追加できます。
Motionの新しいタイトルマーカー機能のサポートなど、タイトル作成機能が大幅に改良されました。
接続ポイントの柔軟性が増し、基本ストーリーライン内のクリップのスリップ編集、スライド編集、または移動を行う場合に、接続されたクリップに対する手動操作がより便利になりました。Final Cut Proでクリップを接続するを参照してください。
複合クリップの新しいアーキテクチャにより、複数のプロジェクトで複合クリップを再利用しやすくなり、パフォーマンスが向上します。
他社製のプラグインを使用して、MXFファイルの読み込みと書き出しができるようになりました。サポートされるメディアファイルについては、Final Cut Proでサポートされているメディア形式を参照してください。
Final Cut Pro 10.0.6では、アナモフィックメディアのサポートが強化されています。Final Cut Proでフレームサイズとフレームレートを適合させるを参照してください。