Final Cut Proの再生品質を制御する

ビューアで設定を調整して、視覚品質と再生パフォーマンスをコントロールできます。たとえば、ビデオを低めの解像度で表示するか、プロキシメディアを使用すると、再生パフォーマンスを高めることができます。

再生品質を設定する

Final Cut Proのビューアの右上隅にある「表示」ポップアップメニューをクリックし、「品質」セクションでオプションを選択します:
- 品質優先:ビューアに最大解像度のビデオフレームを表示する場合は、このオプションを選択します。この設定によって、高品質でフレームサイズの大きなビデオの再生パフォーマンスが低下する場合があります。
- パフォーマンス優先: ビューアに低めの解像度でビデオを表示する場合は、このオプションを選択します。メディアのサイズを小さくすると、非常に大きなメディアファイルの場合でも、再生パフォーマンスが維持されます。

再生メディアの種類を選択する

Final Cut Proのビューアの右上隅にある「表示」ポップアップメニューをクリックし、「メディア再生」セクションでオプションを選択します:
- 最適化/オリジナル: 最適化されたメディア（Apple ProRes 422形式）を編集に使用して再生する場合は、このオプションを選択します。最適化されたメディアを使用できない場合は、元のメディアが再生に使用されます。
- プロキシ優先: プロキシメディアを編集に使用して再生する場合は、このオプションを選択します。プロキシ形式が利用できないときは、最適化されたメディアまたはオリジナルのメディアが再生に使用されます。
- プロキシのみ: 最大解像度のメディアではなくプロキシメディアを編集に使用して再生する場合は、このオプションを選択します。このオプションを選択すると再生パフォーマンスは向上しますが、ビデオの品質は低下します。Final Cut Proでは、プロキシメディアの形式はApple ProRes 422 ProxyまたはH.264になっています。プロキシメディアの形式とフレームサイズのオプションについて詳しくは、Final Cut Proの「読み込み」環境設定およびFinal Cut Proで最適化されたファイルおよびプロキシファイルを作成するを参照してください。

「情報」インスペクタを使用して、最適化されたメディアファイルまたはプロキシ・メディア・ファイルが特定のクリップに存在するかどうかを判別できます。Final Cut Proのクリップの情報を表示するを参照してください。「表示」ポップアップメニューで「プロキシのみ」を選択したけれども、プロキシ・メディア・ファイルがない場合は、プロキシファイルが見つからないことを示す警告アイコンがビューアに表示されます。

重要：プロキシメディアを使用して再生する場合は、プロジェクトを共有する前に、最適化された/元のメディアに戻していることを確認してください。これにより、最高品質でファイルが書き出されることが保証されます。Final Cut Proでのプロジェクトの共有の概要を参照してください。

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Final Cut Proユーザガイド

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再生メディアの種類を選択する