Mac用Final Cut Proユーザガイド
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Mac用Final Cut Proのメディア管理の問題の解決策
このセクションでは、一般的なメディア管理の問題と解決策について説明します。
クリップをCompressorでトランスコードされたメディアファイルに再接続できない場合
CompressorでトランスコードしたメディアファイルがFinal Cut Proで自動的に一致検出されなかったり再接続されなかったりする場合は、ファイル名の付け方が原因として考えられます。
例えば、Compressorを使用して一連のソース・メディア・ファイルからプロキシファイルをバッチトランスコードすると、ファイル名の末尾に設定名が後置文字として追加されます。このように割り当てられたファイル名はいつでも変更できます。「Compressorで場所を操作する」の「カスタム場所のファイル名書式を設定する」を参照してください。
再接続の処理中に、ソースファイル名と出力ファイル名の一致が検索されます。ソースファイル名と出力ファイル名の後置文字の前にアンダースコア(_)またはハイフン(-)が置かれていれば、後置文字が一致する必要はありません。それ以外の文字や記号を後置文字の前に置くと、Final Cut Proライブラリ内にある元のクリップとの一致が自動的に検出されなくなります。
注記: その場合でも、任意のファイル名を持つ互換性のあるファイルに手動でクリップを再接続できます。そのためには、「ファイルを再接続」ウインドウからクリップを選択し、「場所を指定」をクリックしてから、ファイルを1つずつ指定します。Mac用Final Cut Proでクリップをメディアファイルに再接続するを参照してください。
一致検出と再接続が自動的に行われるようにするために、ファイル名を付ける際には次のガイドラインに従ってください:
ファイル名の後置文字の前にはアンダースコア(_)またはハイフン(-)を使用する。
それ以外のプラス記号(+)、スラッシュ(/)、バックスラッシュ(\)などの文字をファイル名の後置文字の前に置かない。
例については、下の表を参照してください。
ソースファイル名 | 出力ファイル名 | 結果 |
---|---|---|
A.mov | A+後置文字.mov | プラス記号(+)が使用されているため一致しません。 |
A_B.mov | A_後置文字.mov | 「_B」は有効な後置文字なので一致します。 |
A-B.mov | A_B.mov | 「-B」と「_B」は共に有効な後置文字なので一致します。 |
A_B.mov | A_B_後置文字.mov | 後置文字を除いた出力ファイル名がソースファイル名と比較されるため一致します。 |
A_B_C.mov | A_B_C_後置文字.mov | 後置文字を除いた出力ファイル名がソースファイル名と比較されるため一致します。 |
注記: 一致するファイルが同じフォルダに2つ以上ある場合は、どちらのファイルにも自動的に再接続されません。
ファイルが見つからないことを示す警告が表示される場合
Finderでファイルを移動したり名前を変更したりすると、「ファイルが見つかりません」という警告が表示されることがあります。
Finderで、ファイル名をFinal Cut Proのブラウザで使用されているファイル名に戻します。
Final Cut Proを終了して再度開きます。
Final Cut Proが開くとクリップにファイルが再接続されます。
クリップが正常に読み込まれなかった場合
読み込みをキャンセルしてクリップ全体を読み込まなかった場合は、その左下隅にカメラアイコンが表示されます。
クリップを再度読み込むの手順に従ってください。
Final Cut Proでデジタル一眼レフカメラが認識されない場合
「デジタルスチルカメラからMac用Final Cut Proに読み込む」の手順に従ってください。