Mac用Final Cut Proユーザガイド
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Mac用Final Cut Proの「再生」設定
「再生」設定は、Final Cut Proの再生とレンダリングのパフォーマンスに影響します。
注記: 元のメディアや最適化されたメディアとプロキシメディアの切り替えなどの、再生の品質とパフォーマンスの制御について詳しくは、Mac用Final Cut Proの再生品質を制御するを参照してください。
レンダリング
バックグラウンドレンダリング: システムがアイドル状態のときのFinal Cut Proのレンダリング処理をオンにする場合は、このチェックボックスを選択します。
開始までの時間x秒: バックグラウンドレンダリングを始めるまでの、システムのアイドル時間の長さを選択する場合は、この値スライダを使用します。
GPUをレンダリング/共有
GPUをレンダリング/共有: このポップアップメニューを使って、Final Cut Proでレンダリングや共有を行うときに使用するGPU(画像処理装置)を選択します。ここでの選択はレンダリングと共有にのみ影響します。リアルタイムエフェクトではデフォルトのGPUが使用されます。
再生
マルチカムクリップ用に最適化されたメディアを作成: マルチカムクリップのビデオを自動的にApple ProRes 422コーデックにトランスコードする場合は、このチェックボックスを選択します。このコーデックでは、編集時のパフォーマンスが向上し、レンダリング時間が短縮されます。
コマ落ちが発生する場合は、再生を停止して警告: Final Cut Proでの再生時にフレームがコマ落ちしているときに警告されるようにする場合は、このチェックボックスを選択します。
ディスクのパフォーマンスが原因でコマ落ちが発生する場合は、再生後に警告: Final Cut Proでディスクのパフォーマンスが原因でフレームがコマ落ちしているときに警告されるようにする場合は、このチェックボックスを選択します。
VRヘッドセットでコマ落ちが発生する場合は、再生後に警告: 接続されているVRヘッドセットのディスプレイでフレームがコマ落ちしているときに警告されるようにする場合は、このチェックボックスを選択します。
ポストロール継続時間
ポストロール継続時間: オーディション以降、または「折り返して再生」コマンド使用時のスキマーまたは再生ヘッド以降の再生時間の長さを設定する場合は、この値スライダを使用します。
プレーヤー背景
プレーヤー背景: ビューアの背景を選択する場合は、このポップアップメニューを使用します。選択する色は、一部分か全体が透明なクリップ、つまりフレームいっぱいには収まっていないクリップの場合に表示されます。
A/V出力
A/V出力: A/V出力には他社製のビデオインターフェイスのハードウェアとソフトウェアが必要です。外部ディスプレイでMac用Final Cut Proのメディアを再生するを参照してください。
HDRをトーンマッピングとして表示: このチェックボックスを選択すると、イメージの明るい部分が圧縮されて、外部ビデオディスプレイの表示可能範囲に合わせてビデオの見かけのダイナミックレンジが縮小されます。このチェックボックスは、macOS 10.15以降を搭載したシステムで、HDMIまたはThunderbolt 3ケーブルを使用して接続されている外部ディスプレイでのみ選択できます。このオプションは、接続されているPro Display XDRが、macOSのシステム設定にある「ディスプレイ」設定で「HDRビデオ」などのリファレンスモードプリセットに設定されている場合には、無効になっています。