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MainStageのES2でオシレータ同期サウンドを作成する
オシレータ2および3の波形として、「同期」方形波や「同期」ノコギリ波を選択した場合、同期の基準となるのはオシレータ1の出力信号です。「Sync Start」設定では、聞こえるのはオシレータ2だけで、オシレータ3はオフになっています。
典型的な同期音は、周波数が幅広い周波数範囲で大きく変化するのが特徴です。この周波数変調(スイープ)効果を与える方法はさまざまです。
ES2の「Sync Start」設定を拡張する
MainStageで、以下の操作を行います:
あらかじめ、モジュレーションホイールでピッチをモジュレートするようになっているので、まずこれを試します。
あらかじめ、ルーターの2番モジュレーションチャンネルで、エンベロープによるピッチモジュレーションを行うよう設定されています(モジュレーションターゲットはPitch 2、モジュレーションソースはEnv 1)。モジュレーションの強さの最小値を1.0にすると、典型的な同期エンベロープになります。エンベロープ1のディケイ時間を短めにしたときの効果も試してみてください。
(エンベロープ上のディケイフェーズ以降の部分で)貧弱で生気のない音になるのを避けるには、発振周波数をLFOでも周波数変調するとよいでしょう。ルーターの3番モジュレーションチャンネルを使います。LFO 1によるモジュレーションの強さの最小値を0.50程度にしてみてください。
同期方形波を同期ノコギリ波に置き換え、満足できる音が得られるか試してみてください。
注記: パルス幅変調の変調波として、オシレータ2および3で生成した同期方形波を使うことも可能です。同期方形波を選択した場合、この2つのオシレータの波形のパラメータをモジュレートすれば、パルス幅変調をかけたことになります。