iPhoneユーザガイド
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iPhoneでRTTおよびTTYを設定する/使用する
聴覚または言語に障碍がある方は、自分が入力した文字をリアルタイムで送信して通話相手のデバイスに表示できるTTY(テレタイプ)またはRTT(リアルタイムテキスト)プロトコルを使って、電話でコミュニケーションを取ることができます。より高度なプロトコルであるRTTでは、入力した文字が音声として送信されます。
iPhoneにはソフトウェアRTTおよびTTYが内蔵されていて、電話アプリからアクセスできます。ソフトウェアRTTおよびTTYを使用するときは特別なハードウェアは必要ありません。ソフトウェアRTT/TTYをオンにすると、通信事業者がサポートしている場合は常にデフォルトでRTTプロトコルが選択されます。
iPhoneはハードウェアTTYもサポートしているので、iPhone TTYアダプタ(多くの地域で別売)を使ってiPhoneを外部TTY装置に接続できます。
重要: RTTとTTYは、一部の通信事業者または一部の国や地域では利用できません。RTTとTTYの機能は、通信事業者やネットワーク環境によって異なります。米国内で緊急電話をかけると、特別な文字またはトーンが発信されて、オペレータに通知されます。オペレータがこれらのトーンを受信したりそれに応答したりできるかどうかは地域によって異なります。Appleは、オペレータがRTTまたはTTY通話に対応できるかどうかは保証できません。
RTTおよびTTYを設定する
「設定」 >「アクセシビリティ」と選択します。
「RTT / TTY」をタップし、「ソフトウェアRTT」をオンにしてから、以下のいずれかの操作を行います:
iPhoneにデュアルSIMが搭載されている場合は、回線を選択します。
「リレー番号」をタップしてから、ソフトウェアRTT/TTYを使用してリレー通話に使用する電話番号を入力する。
「すぐに送信」をオンにして、入力した文字を1文字ずつ送信する。オフにすると、送信する前にメッセージをすべて入力します。
「返信はすべてRTT / TTY」をオンにする。
iPhoneの代わりに外部RTT/TTY装置でRTT/TTYの通話を受けたりかけたりしたい場合は、「ハードウェアTTY」をオンにします。
RTTまたはTTYがオンになっているときは、画面上部のステータスバーに が表示されます。
iPhoneを外部TTY装置に接続する
「設定」>「アクセシビリティ」>「RTT / TTY」で「ハードウェアTTY」をオンにしてから、iPhone TTYアダプタを使ってiPhoneをTTY装置に接続します。ソフトウェアTTYもオンになっている場合は、かかってきた電話はデフォルトでハードウェアTTYに着信します。特定のTTY装置の使用方法については、装置に付属の製品ドキュメントを参照してください。
RTTまたはTTY通話をかける
iPhoneで電話アプリ を開きます。
「連絡先」をタップし、連絡先を選択してから、電話番号をタップします。
をタップしてから、「RTT / TTY通話」または「RTT / TTYリレー通話」を選択します。
電話がつながるのを待ってから、 をタップします。
通信事業者がサポートしている場合は常にデフォルトでRTTプロトコルが選択されます。
RTTをオンにしていないときにRTT通話がかかってきた場合は、RTTボタンをタップすればRTTで電話に出ることができます。
RTTまたはTTY通話中にテキストを入力する
RTTまたはTTY通話をかけたり受けたりするときは、 「RTTを使用」をタップしてから、 をタップします。
テキストフィールドにメッセージを入力します。
「設定」で「すぐに送信」をオンにした場合は、入力した文字が1文字ずつ相手に表示されます。オフにした場合は、 をタップしてメッセージを送信します。
音声も送信するには、右上隅の をタップします。
ソフトウェアRTTまたはTTY通話の記録を確認する
iPhoneでは、着信時に自動応答して留守番電話メッセージを記録し、記録されたメッセージを書き起こすことができます。
iPhoneで電話アプリ を開きます。
「履歴」をタップして、発信者の横にある をタップします。
書き起こした記録があるRTTおよびTTY通話には、履歴で が付いています。通話をタップすると、書き起こした記録が表示されます。
注記: RTTまたはTTYのサポートでは、連係機能は利用できません。ソフトウェアRTT/TTY通話とハードウェアTTY通話のどちらにも、通常の音声通話料がかかります。