MacでVoiceOver環境設定を書き出す/読み込む/リセットする
VoiceOver環境設定を書き出したり、読み込んだり、リセットしたりできます。一時的にデフォルトの設定でVoiceOverを使用できるように、リカバリモードでVoiceOverをオンにすることもできます。
ヒント: 別のMacコンピュータで既存の設定を簡単に使用したり、現在の設定の最新のコピーを常に復元したりしたい場合は、ポータブル環境設定を使用します。VoiceOverポータブル環境設定を使用するを参照してください。
注記: VOは、ほかのキーと一緒に押してVoiceOverコマンドを入力するVoiceOver修飾キーを表します。デフォルトでは、ControlキーとOptionキーを一緒に押すか、Caps Lockキーを押すだけです。
環境設定を書き出す
VoiceOverユーティリティに移動します(VoiceOverがオンのときに、VO+Fn+F8キーを押します)。
「ファイル」>「環境設定を書き出す」と選択し、ポップアップメニューから書き出す環境設定の種類を選択して、「保存」をクリックします。
デフォルトのファイル名は、書き出す環境設定の種類を示していて、ファイル名拡張子「voprefs」が付いています。ファイルの書き出し後に環境設定に加えた変更は、ファイルに反映されません。
環境設定を読み込む
VoiceOverユーティリティに移動します(VoiceOverがオンのときに、VO+Fn+F8キーを押します)。
「ファイル」>「環境設定を読み込む」と選択し、ポップアップメニューから読み込む環境設定ファイルを選択して、「開く」をクリックします。
その種類の現在の環境設定がファイル内の環境設定に置き換えられます。ウインドウスポットまたはラベルを読み込む場合は、既存のウインドウスポットまたはラベルに結合されます。
環境設定ファイルを読み込むときに、VoiceOverで利用できなくなった環境設定は読み込まれません。
環境設定をリセットする
重要: 最初に、環境設定をバックアップコピーとして書き出します。
VoiceOverユーティリティに移動します(VoiceOverがオンのときに、VO+Fn+F8キーを押します)。
「ファイル」を選択してから、基本的なVoiceOver環境設定をリセットするか、カスタムVoiceOver環境設定をリセットするか、またはすべてのVoiceOver環境設定をリセットするかを選択します。
ポータブル環境設定が外部ドライブにあっても、Mac上の基本またはすべてのVoiceOver環境設定をリセットした場合は、ポータブル環境設定ドライブが認識されなくなり、MacとドライブのVoiceOver環境設定が同期されなくなります。VoiceOver環境設定を再度同期するには、ポータブル環境設定ドライブをもう一度設定する必要があります。
リカバリモードでVoiceOverを使用する
一時的にデフォルトの設定でVoiceOverを使用できるように、リカバリモードでVoiceOverを開始します。この方法は、誤って設定を変更し、VoiceOverが期待通りに動作しなくなった場合に役立つ可能性があります。リカバリモードでVoiceOverユーティリティを使って、個別の設定を変更することも、すべてのVoiceOver設定をデフォルトに戻すこともできます。
VoiceOverがオンになっている場合は、オフにします。
リカバリモードでVoiceOverを開始するには、VoiceOverをオンにしてから、素早くShiftキーを押したままにします。5秒以上、Shiftキーを押し続けます。
VoiceOverユーティリティに移動します(VoiceOverがオンのときに、VO+Fn+F8キーを押します)。
必要に応じて設定を変更します。すべてのVoiceOver設定をデフォルトに戻す場合は、「ファイル」>「すべてのVoiceOver環境設定をリセット」と選択します。
アップデート後の設定でVoiceOverを使用するには、VoiceOverをオフにしてから再度オンにします。
このガイドをBraille Ready Formatでダウンロードする: BRF(英語)