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Motionの「不良フィルム」フィルタ
古くなったり傷みがあったりするフィルムや再生装置をシミュレートします。このフィルタでは、アニメーションが行われます。
このフィルタは、「フィルタ」インスペクタのパラメータコントロールを使って調整します:
フォーカス量: 投影レンズのピントのぼけ具合をシミュレートするためにイメージに適用するブラーの量を設定します。
フォーカスのずれ: 「フォーカス量」パラメータで設定した量を変動させます。例えば、「フォーカス量」を3に設定し、「フォーカスのずれ」を1に設定すると、「フォーカス量」は2~4の間で変動します。
ブライトネスの量: イメージの明るさを変えることによって、露出アンダーのフッテージやムラのある投影ランプをシミュレートします。
ブライトネスのずれ: 「ブライトネスの量」パラメータで設定した量を変動させます。例えば、「ブライトネスの量」を2.5に設定し、「ブライトネスのずれ」を2に設定すると、「ブライトネス量」は0.5~4.5の間で変動します。
サチュレーション量: エフェクトを調整して、年数が経過したフィルムをシミュレートします。値を0より低くするとサチュレーションが低下し、色あせたフィルムのようになります。–100にするとサチュレーションが0になり、白黒フィルムのようになります。0より高くすると、オーバーサチュレーションになります。
サチュレーションのずれ: 「サチュレーション量」パラメータで設定した量を変動させます。例えば、「サチュレーション量」を-20に設定し、「サチュレーションのずれ」を10に設定すると、「サチュレーション量」は-30~-10の間で変動します。
傷: フィルムに付いた傷をシミュレートします。値が高いほど、傷が増えます。
傷のカラー: フィルムの傷の色を設定します。カラーコントロールは開閉用三角ボタンで展開でき、表示される「赤」、「緑」、「青」、および「不透明度」の各スライダを使って正確に色を選ぶことができます。
糸くず: フィルムに付いた糸くずをシミュレートします。値が高いほど、糸くずが増えます。
ほこり: フィルムに付いたほこりや汚れをシミュレートします。値が高いほど、汚れが増えます。
ヒント: 糸くず、ほこり、および傷は不規則に現れるため、すべてのフレームに表示されるとは限りません。これらのスライダを調整してもエフェクトを確認できない場合は、クリップを再生してショット全体を通してエフェクトを確認してください。
ジッター量: 年配の人に高校生の頃を思い出させるような、ゲートに問題のある映写機を通した映像をシミュレートします。ジッターの量を増やすと、フィルムの横揺れが激しくなります。
ジッターのずれ: 「ジッター量」パラメータで設定した量を変動させます。例えば、「ジッター量」を0.25に設定し、「ジッターのずれ」を0.05に設定すると、「ジッター量」は0.2~0.3の間で変動します。
フィルムグレイン: さまざまな種類のフィルムをシミュレートするためのグレインの量を設定します。
変化の頻度: ずれに関するパラメータに設定した値を再計算する頻度(フレーム単位)を設定します。例えば、「変化の頻度」を30に設定し、「ジッター量」と「ジッターのずれ」を0よりも大きい値に設定した場合、ジッターのパラメータが30フレームごとに再計算されて、ランダム性が増します。
ランダムシード: 新しい「ランダムシード」の数値を生成できます。このビヘイビアのほかのパラメータに基づいて、一連の値を新しくランダムに生成するためにこの数値が使われます。
ミックス: 元のイメージとフィルタを適用したイメージをブレンドする割合を設定します。