数式および関数ヘルプ
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VLOOKUP
VLOOKUP関数は、左端の列の値を使って行を選び、列番号を使ってその行内の列を選ぶことにより、指定した集合の列から値を返します。
ヒント: どの方向でも使える拡張検索を行うには、XLOOKUPを使用します。
VLOOKUP(検索値, 列範囲, 返す列, 近似一致)
列範囲: セルの集合。 「列範囲」は、セルの1つの範囲への参照を含む必要があります。セルには、任意の値を含むことができます。
返す列: 値を返すセルの相対列番号を指定する数値。 セル集合の左端の列は列1です。
参考
VLOOKUP関数は、指定した集合の左端の列と検索値を比較します。完全一致する必要がない場合は、左端の列の値が検索値以下で最大の行が選択されます。次に、その値がある行の指定した列から値を返します。完全一致する必要がある場合、左端列の値に検索値に一致するものがないときは、エラーを返します。
例 |
---|
次のような表があるとします: |
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | 0 | A | lorem | 1 |
2 | 20 | E | ipsum | 2 |
3 | 40 | I | dolor | 3 |
4 | 60 | O | sit | 4 |
5 | 80 | U | amet | 5 |
「=VLOOKUP(20,A1:D5,2)」は「E」を返します。値「E」は、20(「検索値」)と同じ行で、指定された集合(「列範囲」)内の2番目の列(「返す列」)にあるためです。 「=VLOOKUP(39, A1:D5, 2)」は「E」を返します。「E」は、指定された値(39)を超えない最近似値である20と同じ行で、指定された集合の2番目の列にあるためです。 「=VLOOKUP("M", B1:D5, 2)」は「dolor」を返します。指定された値(「M」)を超えない最近似値「I」と同じ行で、指定された集合の2番目の列(指定された最初の列がBであるため、これは列Cになります)の値が「dolor」であるためです。 「=VLOOKUP("C", B1:D5, 2)」は「lorem」を返します。指定された値(「C」)を超えない最近似値である「A」と同じ行で、指定された集合の2番目の列の値が「lorem」であるためです。 「=VLOOKUP("blandit", C1:D5, 2)」は5を返します。「blandit」が見つからなかったため、指定された範囲の最後の値である「amet」と同じ行で、指定された集合の2番目の列の値である5になります。 「=VLOOKUP("C", B1:D5, 3, TRUE)」は1を返します。指定された値(「C」)を超えない最近似値である「A」と同じ行で、指定された集合の3番目の列の値が1であるためです。 「=VLOOKUP("C", B1:D5, 3, FALSE)」はエラーを返します。値「C」が見つからず(完全一致が存在しない)、かつ(「完全一致」)がFALSE(完全一致が存在しない場合にエラーを返す)に指定されているためです。 「=VLOOKUP("C", B1:D5, 4, TRUE)」はエラーを返します。指定された集合に4番目の列は存在しないためです(列は3つしかありません)。 「=VLOOKUP(REGEX("^a.*"), C1:D5, 2, FALSE)」は5を返します。C1:D5内で「a」で始まる最初の単語である「amet」と同じ行にある値が5であるためです。 |