iPad用Logic Proユーザガイド
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iPad用Logic ProのArpeggiator MIDIプラグインのモードパラメータ
モードパラメータでは、プリセットされた再生レートで演奏される、プログラム済みのノートの順序を制御できます。すべてのノートが演奏されると、再び最初のノートからアルペジオが演奏されます。キーを1つ弾くと、そのキーが繰り返されます。複数のキーを弾くと、押さえたノートが1つずつ演奏されます。後からほかのノートを弾くと、継ぎ目を感じさせずにこれらのノートがアルペジオに追加されます。ノートを放すと、これらのノートはアルペジオから取り除かれます。弾いているキーをすべて放すとアルペジオが停止します(コントロールパラメータでLatchモードがオンになっている場合を除きます)。
Arpeggiatorプラグインは各ノートに対し、演奏される順に自動的に位置識別番号を割り当てます。この位置識別番号は、音符や休符、タイなどのイベントと特定のステップを関連付けます。これによって、例えば3番目のステップを休符にしたままノート順序プリセットを入れ替えることができます。
モードパラメータ
すべてのモードパラメータはアルペジオの演奏中に変更できます。変更するとすぐに、変更内容は演奏中のアルペジオに継ぎ目を感じさせずに適用されます。
「音の順番」の各ボタン: アルペジオの方向を設定します。
Up: 一番低いノートから一番高いノートに向かってアルペジオが演奏されます。
Down: 一番高いノートから一番低いノートに向かってアルペジオが演奏されます。
Up/Down: 上下するアルペジオです。一番低いノートから始まり、一番高いノートと一番低いノートで折り返されます。
Outside-in: 一番高いノートに続いて一番低いノートが演奏されたあと、2番目に高いノートに続いて2番目に低いノート、3番目に高いノートに続いて3番目に低いノート、という順にアルペジオが演奏されます。
Random: アルペジオを構成するノートがランダムに演奏されます。
As Played: トリガされた順にすべてのノートが演奏されます。「Lock」ボタンパラメータを参照してください。
ロックボタン: 「Note Order」ポップアップメニューの「As Played」項目と連携して動作します。タップするとアルペジオをトリガしたときにその時点のノートの順序がロックされます。このノートの順序とリズム感は以降にトリガされるアルペジオでも保持されますが、元のノートが新しいノートに置き換わります。再度タップするとノート順序のロックが解除され、通常の「演奏した順」の動作に戻ります。ロックの状態とノート順序は設定と共に保存できます。
「Note Order Vari」ノブ: ノート順序のバリエーションの種類を指定します。詳しくは、ノート順序のバリエーションを参照してください。
「Octave Range」ノブ: オクターブの範囲またはコードの転回パターンを指定します。「Inversions」モードでのノブの4つの位置と動作について詳しくは、ノート順序の転回を参照してください。
「In Octaves」モードの場合:
1の位置: トランスポーズなしでアルペジオが繰り返されます。
2の位置: 一番低いノートが1オクターブ分トランスポーズされます。1回繰り返されると、元のオクターブからアルペジオが始まります。
3の位置: 1回目の繰り返しは1オクターブ分、2回目の繰り返しは2オクターブ分トランスポーズされます。2回目の繰り返しが終わると、元のオクターブからアルペジオが始まります。
4の位置: 1回目の繰り返しは1オクターブ分、2回目の繰り返しは2オクターブ分、3回目の繰り返しは3オクターブ分トランスポーズされます。3回目の繰り返しが終わると、元のオクターブからアルペジオが始まります。
「Inversions」モードの場合:
1の位置: 押さえているノートの順序を変えずにアルペジオが繰り返されます。
2の位置: 1回目の繰り返しのときにアルペジオが1回転回されます。1回目の繰り返しが終わると、元の音の並びに戻って始めから演奏されます。
3の位置: 1回目と2回目の繰り返しのときにそれぞれ1回ずつアルペジオが転回されます。2回目の繰り返しが終わると、元の音の並びに戻って始めから演奏されます。
4の位置: 1回目、2回目、3回目の繰り返しのときにそれぞれ1回ずつアルペジオが転回されます。3回目の繰り返しが終わると、元の音の並びに戻って始めから演奏されます。
「Octaving Mode」の各ボタン: 次の2つのモードを切り替えます: 「Octaves」と「Inversions」。ボタンの上の、4通りに切り替えられる「Octave Range」ノブは、オクターブの範囲またはコードの転回パターンを指定するために使用します。ノート順序の転回を参照してください。
「Cycle Length」ノブ: アルペジオの長さを設定します。以下から選択できます:
Grid: アルペジオの長さがホストアプリケーションのディビジョン設定と同じ値になります。アルペジオの長さとほかのリージョンとのリズムを合わせる場合に便利です。
1-32: 指定したノートの数にアルペジオの長さを設定します。
As Played: 演奏されたノートの長さによってアルペジオの長さが指定されます。