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Motionでマスクのシェイプをロトスコープする
マスクのコントロールポイントにキーフレームを設定して、時間と共に変化するようにシェイプをアニメートできます。たとえば、減算マスクをアニメートして前景にあるオブジェクト内の穴の形状を変え、背景にあるほかのレイヤーはそのまま表示させることができます。
より一般的なアニメーションマスクの用途として、前景の対象物のロトスコープがあります。ロトスコープとは、前景の対象物を背景から分離するために手動でトレースするプロセスです。そのエフェクトは、ブルースクリーンまたはグリーンスクリーンのエフェクトに似ています。わざわざそれを行う理由は何でしょうか?さまざまな状況で、ショットに計画性がないと、キーイングが実際的でなかったり不可能であったりすることがあります。キーイングが可能なショットであっても、ガベージマスクやホールドアウトマスクを手動で作成してエフェクトの品質を改善するロトスコープが必要な場合がよくあります。((Motionでガベージマスクを使って背景をクロップするおよびMotionでホールドアウトマスクを使って前景を復元するを参照してください。)
以下のタスクは、切り離したオブジェクトとその背景に別々のエフェクトを適用するために、マスクを使ってクリップ内のオブジェクトを切り離す方法を示しています。
マスクおよびシェイプをアニメートするためのプロセスは、どちらも同じです。シェイプアニメーションの例については、Motionでシェイプのコントロールポイントにキーフレームを設定するを参照してください。キーフレームの全般的な説明については、Motionのキーフレーミングの概要を参照してください。
マスクをアニメートして対象物をロトスコープする
Motionで、「表示」>「解像度」>「最大」と選択して、キャンバスが最大解像度で表示されていることを確認します。
重要:キャンバスの解像度が最大に設定されていないと、オブジェクトやイメージのアウトラインが若干ずれる可能性があります。結果として、最大より低い解像度での対象物をトレースするために作成されたマスクは、正確ではなくなる可能性があります。
マスクのアニメーションを開始する最初のフレームに再生ヘッドを移動し、対象を正確に分離するマスクを描きます。
複雑なマスクの描画方法について詳しくは、Motionで複雑なシェイプとマスクを描くを参照してください。
最初のマスクの描画が完了したら、タイミングツールバーの記録ボタンをクリックして(またはAキーを押して)、キーフレームの記録をオンにします。
マスクの形状を変更する「タイムライン」の最初のフレームに移動し、キャンバスでマスクのコントロールポイントをドラッグします。
注記:マスクが選択解除されている場合は、そのマスクを「レイヤー」リストで選択して、そのコントロールポイントがキャンバス内で見えるようにする必要があります。マスクが見えるように、「レイヤー」リストのマスクを表示/隠すボタンを必ず選択するようにします。
引き続き再生ヘッドを移動し、コントロールポイントをドラッグします。
大雑把な方法としては、キーフレームが設定された任意の2つのマスクシェイプ間の中間のフレームに移動して、新しく調整を行います。マスクが対象物の動きを正確にたどるようになるまで、すべての2つのキーフレーム間の中間点で形状変更のキーフレーム設定を続けます。不規則な形状のオブジェクトや複雑な動きをするオブジェクトでは、大量のキーフレームを追加する必要のある場合がよくあります。ロトスコープは短時間でできる作業ではありません。
再生ヘッドを新しいフレームに移動してマスクのシェイプに変化を加えるたびに、「キーフレームエディタ」ではそのシェイプの「シェイプアニメーション」チャンネルにキーフレームが作成されます。既存のキーフレーム上に直接再生ヘッドを移動すると、キーフレームを作らずにそのポイントでマスクの形状を変更することになります。
マスクのアニメーションが完了したら、「記録」ボタンをもう一度クリックして(またはAキーを押して)、キーフレームの記録をオフにします。