Remote DesktopでのVNC(Virtual Network Computing)のアクセスと制御
「Remote Desktop」を使って、macOS、Linux、または Windows 上で VNC(Virtual Network Computing)ソフトウェアが動作しているコンピュータにアクセスし、コンピュータの画面を操作できます。VNC アクセスは、「Remote Desktop」の制御コマンドに似ています。このコマンドを使うと、キーボード、トラックパッド、またはマウスを使ってネットワーク経由で VNC が動作しているコンピュータを制御できます。このコマンドは、現在ログインしているユーザの管理権限以外の「Remote Desktop」の管理者権限は付与しません。逆に、Apple 以外の VNC ビューアの場合、Remote Desktop クライアントで許可されていれば、そのクライアントを制御できます。
VNC アクセスは、VNC ソフトウェアによって決定されます。VNC が動作しているコンピュータへのアクセスに必要なのは、IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名と、VNC ソフトウェアで指定されたパスワードだけです。VNC パスワードは、システムのその他のパスワードと対応している必要はなく、VNC 設定で決まります。
警告: Apple 以外の VNC ビューアに Remote Desktop クライアントへのアクセスを許可すると、「Remote Desktop」を使ってクライアントを制御する場合より安全性が低下します。他社製の VNC ビューアはネットワークを介して送信されるキーストロークを暗号化しない場合があるため、機密情報が傍受される可能性があります。画面を制御する VNC アクセス権の付与により、アクセス権はほぼ無制限となります。
クライアントコンピュータのローカルユーザや任意の Remote Desktop 管理者のパスワードは使わないでください。
クライアントコンピュータで、アップルメニュー>「システム環境設定」と選択し、「共有」をクリックします。
プロンプトが表示されたら、ユーザ名とパスワードを入力します。
左側のリストで「リモートマネージメント」を選択し、「コンピュータ設定」をクリックします。
「VNC使用者が画面を操作することを許可 パスワード」を選択し、VNCパスワードを入力して、「OK」をクリックします。