Compressorの「詳細」設定
分散処理の追加設定を調整するには、Compressorの「詳細」設定を使います。これらの詳細なコントロールは、ネットワーク管理者およびネットワーク設定の経験があるユーザ向けです。
Compressorを使って複数のコンピュータでバッチをトランスコードするを参照してください。
追加のCompressorインスタンスを有効にする: 未選択の場合、Compressorでは自動的にコンピュータのグラフィックスプロセッシングエンジンの利用可能なコアをすべて使用してトランスコーディングジョブを処理しようとします。MaxまたはUltra Apple Siliconプロセッサを搭載したMacでは、これが最速のトランスコーディングオプションになることがあります。このボックスをチェックすると、トランスコードの処理速度が上がる場合があります。このチェックボックスを選択したあとに、ポップアップメニューから追加するインスタンス数を選択できます。Compressorの追加インスタンスを作成するを参照してください。
注記: システムのメモリやプロセッサコア数が不足している場合、このオプションは淡色表示になり、選択できません。
サーバ証明書: 通常、Compressorが自動的に作成するサーバ証明書が表示されます。ただし、コンピュータに複数のサーバ証明書がある場合は、このポップアップメニューを使ってサーバ証明書を切り替えたり、証明書の名前を変更したりできます。
Compressorに送信されたFinal Cut Proコンテンツの処理にGPUを使用: このチェックボックスを選択すると、処理のためにCompressorに送信されたFinal Cut Proプロジェクトを表示またはトランスコードするとき、コンピュータのグラフィックスプロセッシングエンジンを使用するようにCompressorに指示できます。CompressorとFinal Cut Proの両方を同時に実行している場合は、この設定を有効にするとFinal Cut Proのパフォーマンスが低下することがあります。CompressorでFinal Cut ProプロジェクトとMotionプロジェクトをトランスコードするを参照してください。
使用するネットワークインターフェイス: ほかの人が自分のコンピュータを共有することを許可した場合は、分散処理アクティビティが、ポップアップメニューで指定したネットワークインターフェイスに限定されます。
有効にするポート範囲の開始番号: ほかの人が自分のコンピュータを共有することを許可した場合は、このチェックボックスを選択して、分散処理に使用するポートを設定できます。このチェックボックスを選択したあとに、ポート範囲の開始番号と範囲に含めたいポート数を入力します。
キューをリセット: Compressorジョブのキューをリセットするときにクリックします。このボタンをクリックしたあとに、キューをリセットして一時停止中のすべてのジョブをキャンセルするか、キューをリセットして一時停止中のすべてのジョブを再開するかを選択できます。
ドロップレットをアップデート: クリックすると、ローカルコンピュータ上のすべてのドロップレットがアップデートされ、現在のバージョンのCompressorに対応します。アップデートされていない古いドロップレットは正しく機能しない場合があります。ドロップレットがアップデートされると、以前のバージョンのCompressorが使用されているコンピュータでは機能しなくなります。Compressorでドロップレットを作成する/使用するを参照してください。
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