Apple TVのビデオおよびオーディオ設定を調整する
Apple TVでは、視聴体験をカスタマイズできます。例えば、以下のことができます:
Apple TV出力解像度をテレビのネイティブ解像度に一致させる
Apple TVでビデオコンテンツに合わせてフレームレートとダイナミックレンジ設定を切り替えるかどうかを制御する
Apple TVがドルビーデジタルでエンコードされたオーディオを出力するかどうかを制御する
外国語コンテンツの字幕およびオーディオトラックにどの言語を使用するかを決定する
ビデオやオーディオを構成したり、Apple TVへのHDMI接続を確認したりする
ビデオ設定を調整する
フォーマットやフレームレートのマッチングなどのビデオ設定を調整したり、HDMI接続に問題がないかテストしたりすることができます。
Apple TVの「設定」 を開きます。
「ビデオとオーディオ」を選択します。
次のいずれかを行います:
ビデオ出力フォーマットを設定する: 「フォーマット」を選択してから、ビデオ再生の解像度、フレームレート、およびダイナミックレンジ設定を選択できます。
HDMI出力フォーマットを設定する: 「HDMI出力」を選択してから、「YCbCr」、「RGB高」、または「RGB低」を選択します。ほとんどのテレビの場合YCbCrが推奨されます。RGBフォーマットはテレビの設定に合わせる必要があり、ハイスピードHDMIケーブルが必要です。
クロマ(ビデオ画像のカラーコンテンツ)フォーマットを設定する: 「クロマ」を選択してから、「4:2:0」(ほとんどのテレビおよびHDMIケーブルとの互換性がある高品質画像)または「4:4:4」(画像がより鮮明になるが、ハイスピードHDMIケーブルが必要)を選択します。
ダイナミックレンジをオンにする: オリジナルのダイナミックレンジでコンテンツを視聴するには、「コンテンツに合わせる」を選択してから、「ダイナミックレンジに合わせる」をオンにします。
フレームレートのマッチングをオンにする: Apple TVでは、テレビが対応する最適のフォーマット(解像度、ダイナミックレンジ、フレームレートなど)で自動的にビデオが再生されます。その代わりに、オリジナルのフレームレートでコンテンツを視聴するには、「コンテンツに合わせる」を選択してから、「フレームレートに合わせる」をオンにします。
Quick Media Switching(QMS)をオンにする: フレームレートを切り替える際の遅延を軽減するには、「コンテンツに合わせる」を選択してから、「Quick Media Switching(QMS)」をオンにします。このオプションは、テレビが対応している場合にのみ表示されます。QMSが最も効果を発揮するのは、同じクロマを使用するフォーマット間での切り替えの場合です。すべてのフレームレートに対して同じクロマが使用されるようにテレビを設定するには、「QMSを最適化」を選択してから、「OK」を選択します。
HDMI接続を確認する: Apple TVは、HDMI接続に問題がないかどうかのテストを実行することができます。「HDMI接続を確認」を選択して画面の指示に従います。
「タップしてビデオをズーム」をオンにする: この設定をオンにすると、クリックパッド(Siri Remote(第2世代以降))またはタッチサーフェス(Siri Remote(第1世代))を2回タップしたときに、ビデオを全画面にズームします。
ディスプレイを再調整する: ディスプレイに問題がある場合は、テレビのディスプレイを再調整するためにビデオ設定をリセットを選択することができます。
Apple TV 4KでHomePodまたはHomePod miniの「対話を強調」をオンにする
1台または2台のHomePodまたはHomePod miniスピーカーをApple TV 4Kに接続してホームシアターのサウンドに使用している場合、「対話を強調」をオンにすると、オーディオミックス内で会話を目立たせ、対話を聞き取りやすく、理解しやすくすることができます。
注記: 「対話を強調」設定は、tvOS 17.1以降のApple TV 4Kに1台または2台のHomePodまたはHomePod miniスピーカーをペアリングしている場合のみ表示されます。HomePodスピーカーが「デフォルトオーディオ出力」として選択されていることを確認してください。
次のいずれかの操作を行います:
現在再生中のビデオで対話を強調する: 再生コントロールを表示してから、「オーディオオプション」ボタン を選択して、ポップアップメニューから「対話を強調」を選択します。
すべてのビデオの対話を強調する: Apple TVで「設定」 を開き、「ビデオとオーディオ」を選択してから、「対話を強調」をオンにします。
ほかの人の邪魔にならないようにApple TVを視聴する
Apple TVでは、ダイナミックレンジを狭めることで全体のサウンドレベルを下げ、大きなミュージックや効果音がほかの音よりも小さく聞こえるようにできます。
次のいずれかの操作を行います:
現在再生中のビデオの大きな音を抑える(Siri Remote第2世代以降): 再生コントロールを表示してから、「オーディオオプション」ボタン を選択して、ポップアップメニューから「大きな音を抑える」を選択します。
現在再生中のビデオの大きな音を抑える(Siri Remote第1世代): 再生コントロールを表示してから、「オーディオオプション」ボタン を選択して、ポップアップメニューから「大きな音を抑える」を選択します。
すべてのビデオの大きな音を抑える: Apple TVで「設定」 を開き、「ビデオとオーディオ」を選択してから、「大きな音を抑える」をオンにします。
音声と字幕の言語を設定する
Apple TVの「設定」を開きます。
「ビデオとオーディオ」を選択し、「音声の言語」または「字幕の言語」で目的の言語を選択します。
注記: 選択した言語を使用できない場合は、デフォルト言語(地域に関連付けられた言語または「一般」設定で選択されている言語)が使用されます。
その他のオーディオ設定を調整する
効果音とミュージック、オーディオフォーマッなど、ほかのオーディオ設定を調整することができます。
Apple TVの「設定」を開きます。
「ビデオとオーディオ」を選択します。
必要に応じて以下を変更します:
オーディオ出力(Apple TV 4K): Apple TVにHomePodスピーカーを1台または2台接続してホームシアターのサラウンドサウンドを利用すると、操作時のクリックを含むすべてのオーディオがHomePodスピーカーに送信されます。この設定は、利用可能なほかのスピーカーオプションに変更できます。Apple TVを使用して家中でオーディオを再生するを参照してください。
オーディオ出力(Apple TV HD): オーディオの再生機器を、テレビのスピーカー、AirPods、Bluetoothヘッドフォン、別のAirPlayスピーカーから選択できます。Apple TVを使用して家中でオーディオを再生するを参照してください。
オーディオフォーマット: デフォルトでは、利用可能な最高品質のオーディオフォーマット(オーディオ機器が対応している場合はドルビーアトモスを含む)が使用されます。ドルビーアトモスをオフにするには、「オーディオフォーマット」を選択してから、「ドルビーアトモス」をオフにします。特定のオーディオフォーマットのみに対応している機器で再生の問題が生じた場合は、「フォーマットを変更」を選択し、「ドルビーデジタル5.1」または「ステレオ」のいずれかを選択します。
操作時のクリック: 「操作時のクリック」を選択してオンまたはオフにします。
効果音とミュージック: 「効果音とミュージック」を選択してオンまたはオフにします。
オーディオモード: Apple TVは、最適な音声出力のためにオーディオモードを自動的に切り替えます。テレビで16ビットオーディオを必要とする場合は、「オーディオモード」を選択して「自動」から「16ビット」に変更します。
ビデオまたはオーディオを調整する
テレビ、ホームシアター、ワイヤレススピーカーのビデオまたはオーディオを調整するには、「設定」で提供されているキャリブレーションツールを使用します。
Apple TVの「設定」を開きます。
「ビデオとオーディオ」を選択します。
「調整」に移動してから、以下のいずれかの操作を行います:
カラーバランス: これを選択し、Face IDとiOS 14.5以降を搭載したiPhoneを使って画像のカラーを測定し、調整します。
ワイヤレスオーディオ同期: iPhoneでテストを選択して実行し、ワイヤレススピーカーのサウンドを有線スピーカーに同期させます。有線スピーカーとワイヤレススピーカーの間でオーディオを調整するを参照してください。
ズームとオーバースキャン: 選択すると、テレビの画像設定で調整できる参考画像が表示されます。
カラーバー: 選択すると、テレビの画像設定で調整できる参考のカラーバー画像が表示されます。