MacのPagesでWord、PDF、または別のファイルフォーマットに書き出す
Pages書類のコピーを別のフォーマットで保存するには、新しいフォーマットで書き出します。この方法は、別のソフトウェアを使用している人に書類を送信する必要がある場合に便利です。書き出された書類に加える変更は、オリジナルには影響しません。
スマート注釈を使用してマークや編集を追加した場合、書き出されたWord、EPUB、またはPages ’09書類には、これらのマークや編集は表示されません。書類をPDFに書き出すときに、スマート注釈やコメントを含めるかどうかを選択できます。
注記: 元のファイルにパスワードが設定されている場合は、PDF、Word、およびPages ’09フォーマットで書き出されるコピーにパスワードが適用されますが、そのパスワードを変更または削除できます。
Pages書類のコピーを別のフォーマットで保存する
書類を開き、画面上部の「ファイル」メニューから、「ファイル」>「書き出す」> [ファイルフォーマット]と選択します。
書き出し設定を指定します:
PDF: この形式のファイルは、「プレビュー」や「Adobe Acrobat」などのアプリケーションで開いたり、場合によっては編集したりできます。「イメージの品質」ポップアップメニューをクリックして、オプションを選択します。(イメージ品質を高くすればするほど、ファイルサイズは大きくなります)。操作補助技術(VoiceOverなど)のためにイメージ、描画、オーディオ、またはビデオの説明を追加した場合、それらは自動的に書き出されます。スマート注釈またはコメントを含めるには、対応するチェックボックスを選択します。大きな表のためのアクセシビリティタグを含めるには、「詳細オプション」をクリックしてから「オン」を選択します。
Word: 古いバージョンのMicrosoft Word(1997~2004)と互換性を保つ必要がある場合は、「詳細オプション」をクリックして、ポップアップメニューから「.doc」を選択します。
EPUB: 書類を電子書籍リーダー(「ブック」など)で読めるようにするには、このフォーマットを使用します。タイトルと作成者名を入力してから表紙オプションを選択します。
文書作成書類の場合のみ、レイアウトの種類を選択します。固定レイアウトでは書類のレイアウトが保持されます。複数の段や多くのイメージがある書類に適しています。リフロー型レイアウトは画面のサイズと向きに合わせて調整され、ユーザがフォントサイズを変更できます。多くのテキストがある書類に適しています。
オプションの機能を設定するには、「詳細オプション」の横にある開閉用矢印をクリックしてから、カテゴリを選択し、書類の言語を指定し、表示形式を1ページまたは2ページに設定し、目次を含めるかどうか、またはフォントを埋め込むかどうかを選択します。
標準テキスト(TXT): 本文は書式なしテキストとして書き出されます。テキストボックス、図形、イメージ、線、表、およびグラフは書き出されません。ページレイアウト書類をTXTフォーマットとして書き出すことはできません。
ヒント: 書類が文書作成書類またはページレイアウト書類のどちらであるかを確認するには、ツールバーの をクリックします。サイドバーの上部に「ブックマーク」タブがある場合は、文書作成書類です。
リッチテキストフォーマット(RTF): 本文および表が、フォーマットされた(RTF)テキストおよび表として書き出されます。書き出すことのできるテキストボックス、図形、線、およびグラフが書類内にある場合は、それらはイメージとして書き出され、書類はRTFDフォーマットとして書き出されます。アプリケーションによってはRTFDファイルを開けない場合があります。ページレイアウト書類をRTFまたはRTFDフォーマットとして書き出すことはできません。
Pages ’09: このフォーマットは、MacのPages 4.0~4.3で開くことができます。
パスワードのチェックボックスがある場合は、以下のいずれかの操作を行います:
パスワードを設定する: 「開くときにパスワードを要求」チェックボックスを選択し、パスワードを入力します。これは、書き出されたコピーにのみ適用されます。
元の書類のパスワードを保持する: 「開くときにパスワードを要求」チェックボックスが選択されていることを確認します。
書き出されるコピーに別のパスワードを使用する: 「開くときにパスワードを要求」チェックボックスを選択し、「パスワードを変更」をクリックしてから、新しいパスワードを設定します。
パスワードを設定せずにコピーを書き出す: 「開くときにパスワードを要求」チェックボックスの選択を解除します。
「次へ」をクリックし、書類の名前を入力します(.pdf 、.epubなどのファイル名拡張子なし。自動的に名前に付加されます)。
1つまたは複数のタグを入力します(オプション)。
書き出されるコピーの保存先を選択するには、「場所」ポップアップメニューをクリックし、場所を選択してから、「書き出す」をクリックします。
ブックやその他の書類をEPUBフォーマットで書き出す
書類を電子書籍リーダー(「ブック」など)で読めるように、EPUBフォーマットで書き出すことができます。
書類を開き、画面上部の「ファイル」メニューから、「ファイル」>「書き出す」>「EPUB」と選択します。
必要な情報を入力します:
「タイトル」と「作成者」: 公開した場合に、閲覧者に表示したいタイトルと作成者名を入力します。
表紙: 書類の最初のページを使用するか、PDFまたはイメージファイルを選択します。
レイアウト: 文書作成書類の場合は、ページのレイアウトを維持する「固定レイアウト型」、または読者がフォントのサイズやスタイルを変更できる「リフロー型」(1ページあたりに表示される内容の量が変わることがあります)を選択できます。ページレイアウト書類の場合は、「固定レイアウト型」のみを使用できます。
「カテゴリ」と「言語」: 「詳細オプション」をクリックしてから、EPUB書類のカテゴリを割り当て、書類の言語を指定します。
表示形式: 「詳細オプション」をクリックしてから、「1ページ」を選択すると一度に1ページ表示され、「2ページ」を選択すると見開き2ページが表示されます。
目次を使用: 作成した目次を含めたい場合は、「詳細オプション」をクリックしてから、「目次を使用」を選択します。
フォントを埋め込む: 「詳細オプション」をクリックしてから、EPUB書類にTrueTypeフォントとOpenTypeフォントを含めるチェックボックスを選択します。
「次へ」をクリックして、書類の名前を入力します。
ファイル名拡張子.epubが、書類名に自動的に追加されます。
1つまたは複数のタグを入力します(オプション)。
書類の保存先を選択するには、「場所」ポップアップメニューをクリックし、場所を選択してから、「書き出す」をクリックします。
ブックをApple Booksで購入またはダウンロードできるようにする場合は、Pagesから直接ブックをApple Booksに公開できます。処理中にEPUBファイルが作成されます。先にブックをEPUBフォーマットで書き出しておく必要はありません。