Motionで簡単なリグを作成する

次の作業では、基本的なリグをプロジェクトに追加し、ウィジェットをそのリグに追加してから、パラメータとスナップショット（パラメータ状態）をそのウィジェットに割り当てる方法を紹介します。

Motionで、以下のいずれかの操作を行います:
- ツールバーの「オブジェクトを追加」をクリックし、ポップアップメニューから「リグ」を選択します。
- 「オブジェクト」＞「新規リグ」と選択します（または、Control＋Command＋Rキーを押します）。
新しいリグがプロジェクトに割り当てられます（「レイヤー」リストと「タイムライン」のレイヤーリストに表示されます）。
「リグ」インスペクタで、以下の3つのボタンのいずれかをクリックします:
- スライダを追加: スライダウィジェットをリグに追加し、ユーザが複数のパラメータ状態の間に段階的な変化を適用できるようにします
- ポップアップを追加: ポップアップ・メニュー・ウィジェットをリグに追加し、ユーザが複数のパラメータ状態から選択できるようにします
- チェックボックスを追加: チェックボックスウィジェットをリグに追加し、ユーザが2つのパラメータ状態を切り替えられるようにします
新しいウィジェット（この例では、ポップアップ・メニュー・ウィジェット）が、「リグ」インスペクタに表示されます:
ウィジェットは、「レイヤー」リストのその親リグの下にも表示されます:
「ウィジェット」を選択すると、「ウィジェット」インスペクタが開きます。
デフォルトでは、ウィジェットにはスナップショット用の空のプレースホルダ（パラメータ状態）があります。この例では、ポップアップ・メニュー・ウィジェットには、「スナップショット1」、「スナップショット2」、「スナップショット3」の3つのオプションが含まれています。これらの名前は、「名称変更」ボタンを使って変更できます。ポップアップ・メニュー・ウィジェットでスナップショットの名前を変更するを参照してください。
パラメータとスナップショット（特定のパラメータ状態）をウィジェットに割り当てるには、以下の操作を行います:
1. 「リグ」インスペクタまたは「ウィジェット」インスペクタで、「編集モード」の「開始」ボタンをクリックします。
  ウインドウが開き、「リグ編集モードを停止」ボタンが表示されます。このウインドウの外観から、リグ編集モードであることが分かります。プロジェクト内のオブジェクトのパラメータに変更を加えると、スナップショットとして記録されます。
2. キャンバス、HUD、または「インスペクタ」でプロジェクト内のオブジェクトに変更を加えて、スナップショットを記録します。
  この例では、加えた変更が「スナップショット1」ポップアップメニュー項目に適用されます。
3. 変更を加える作業が終了したら、「リグ編集モードを停止」をクリックします。
  スナップショットが保存され、変更したパラメータが「ウィジェット」インスペクタに追加されます。同時に、そのパラメータがリグで制御されていることを示すジョイスティックアイコンが表示されます。
4. 追加のスナップショットを設定するには、ウィジェット内の割り当てられていないスナップショットを選択（この例では、ポップアップメニューから「スナップショット2」を選択）し、パラメータを調整します。パラメータを追加するときは、手順a、b、およびcを繰り返します。

スナップショットをウィジェットに追加した後、そのウィジェットコントロール（チェックボックス、ポップアップメニュー、またはスライダ）を調整するとスナップショットが読み込まれ、プロジェクト内の影響を受けるパラメータの状態が変更されます。

スナップショットのその他の作成方法については、Motionのスナップショットの概要およびMotionでアニメーションメニューを使ってリグを制御するを参照してください。

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Motionユーザガイド

Motionで簡単なリグを作成する